チャンピオンロードマップ、2017年7月

Reav3による

チャンピオンロードマップへようこそ。前回の投稿からまだそんなに時間が経っていませんが、私たちは今、チャンピオンの開発作業をたくさん行っているので、これからも最新の情報を頻繁に投稿していく予定です。


新しいヴァンガードチャンピオン

まず最初に、新チャンピオンについて少しだけ触れておきます。前回も書いたように、クラスアップデートを行ったことの大きなメリットの一つは、各クラスの定義がより明確になり、その理解が深まったことでした。たとえば、アサシンアップデートで得た教訓はケインの「影の暗殺者」形態に活かされ、彼が敵を倒すのにかかる時間を少しだけ長くする代わりに、戦闘への参加と離脱を繰り返せるスキルを与えることになりました。タンクアップデートも同様で、「ヴァンガードクラスにおいて上手く機能したものは何だったのか?」という点を突き詰めていくうちに、新しいヴァンガードチャンピオンを一から開発するしっかりとした土台を見出すことができました。

ヴァンガードクラスの大きな特徴の一つは、戦闘を始める場所とタイミングを自分でコントロールできることです。そこで、難しい状況の中に頭から飛び込んでいって、自分たちに有利な条件下で敵に戦いを強いる、プレイメイキング能力の高い新たなヴァンガードを作ろうと考えました。さらに、単独でもしっかりと行動できる高い自立能力も持たせたいと考えており、単なる「チャンピオンの個性」にはとどまらない、ユニークで新しい固有スキルを持たせることになるでしょう。

新しいヴァンガードは、「ルーンテラでもっとも寒い地域」をアツくさせること間違いなしです。それでは次に、現在アップデート作業を行っているチャンピオンたちを見ていきましょう。



影から忍び寄る脅威

イブリンが忍び足でVGU(ビジュアル・ゲームプレイ・アップデート)へと近づいてきていますが、さらに詳しい情報をお知らせできるようになりました。私たちは彼女の“永続ステルス”という個性を、ステルス状態から使える新たなスキルを追加することで、より際立たせようと考えています。これによって彼女のユニークなゲームプレイがさらに強化され、ステルスをマスターしたプレイヤーがよりいっそう活躍できるようになるでしょう。さらに、ステルスはイブリンの代名詞ともいえる特徴であるため、それにふさわしい個性的なビジュアルを彼女のステルス形態に与えます。

さらに彼女のバックストーリーとルーンテラでの立ち位置にもアップデートを行います。実のところ、とあるチャンピオンにはすでに、イブリンとの間に因縁が存在します――そのチャンピオンの両親は、イブリンによって命を奪われたのです。イブリンのそのサディスティックな嗜好のせいで暗い道を歩むことになってしまったのは誰なのか?その答えは、ユニバースのチャンピオンストーリーでご確認ください!

新たなイブリンが憎悪の棘で敵を切り刻むまでにはもう少し時間がかかりますが、おそらく上で触れた新ヴァンガードのリリース後に、アップデートされた彼女に出会うことができるでしょう(でも、見えないかもしれませんね…)。



一番槍

クラスアップデートが廃止される前、ダイバークラスアップデートの対象として頻繁に名前があがっていたのがエイトロックスとシン・ジャオでした。大規模なダイバークラスアップデートを行うことはもうありませんが、彼らにはアップデートを行うつもりです!エイトロックスについては前回のブログで触れたので、今回はシン・ジャオについてお話ししましょう!“デマーシアの家令長”については、スキルの中で少し魅力に欠けている部分を強化し、LoLにおける戦術的な個性を明確化する小規模なアップデートを行う予定です。彼のプレイスタイルの中心となっているのはEとQのダッシュノックアップコンボなので、その良い部分は変えずにWに変更を行います。そうすることで、「シン・ジャオに対するカウンタープレイ」と「シン・ジャオ自身のプレイパターンの拡張」という、両側面に変化を加えることができると考えています。

規模の小さなアップデートなので、シン・ジャオはエイトロックスより前にリリースされることになるでしょう。おそらく、皆さんが思っているよりも早くお届けできるはずです。


砂は流れゆく

皆さんご存知のように、シュリーマの皇帝であるアジールには小規模なリワークを行うつもりです。リリース当初から 、陛下の“ご機嫌”(※バランスと読みます)を取るのにはほとほと苦労してきました。彼には大きな弱点がなく、あらゆる状況において万能なチャンピオンであり、エンゲージ、ディスエンゲージ、遠距離ダメージ、ハイパーキャリー性能と、思いつくものは大抵なんでも備えています。アジールがメタにおいて強い状態の時(そしてその状況で彼の性能を最大限に活かせた時)は、万能チャンピオンであるがゆえに、敵に反撃の余地を一切与えません。この傾向はプロの試合ではさらに顕著になります。他のチャンピオンと足並みを揃えられるように、彼の強みとなっているいくつかの要素を弱体化するか取り除くことで、今よりもウィークポイントを増やすつもりです。

この問題の中心にあるのは“シュリーマ・シャッフル”と呼ばれるコンボであり、これによって彼は非常に長い距離をダッシュしてからアルティメットスキルを使い、敵を強引に戦闘に持ち込んだり、逆に困難な状況から脱することができます。現在、このシュリーマ・シャッフルに起因するジレンマに関して、私たちは二通りの対処方法を検討しています。一つ目は、シュリーマ・シャッフルを維持し、この特徴的な技と共存でき、かつ後押しするようなスキルセットを構築するというものです。二つ目は、シュリーマ・シャッフルを削除し、スキルセットを“後方から砂塵兵に指令を出す皇帝”という彼の持つテーマによりふさわしいものにするという案です。

アジールのアップデートについてはまだ方向性を模索し始めたばかりで、この二つのどちらを採用すべきかについては、私たちと同じように、プレイヤーの間でも意見がわかれています。この方向性が決まればさらに詳しくお話しできるようになりますので、チャンピオンロードマップの今後の投稿にご注目ください。



支配する権利

イブリンの次に行う大規模VGUの対象は、かのノクサスの指導者たるスウェインです。まず最初に、彼のビジュアルは残念ながら“時代”を感じさせるものとなっています。スウェインは強大な権力を持つノクサスの支配者であるはずなのに、現在のモデルはそれにふさわしいものではありません。さらに、実際のゲームプレイも彼のテーマとはかけ離れています。彼は「戦術の匠」であるはずなのに、そのあり方はドレイン型タンクまたはバトルメイジといった印象です。

彼のゲームプレイもまた、長らくゲームデザイン上の問題を抱えていました。スウェインは出遅れてしまうと試合にほとんど貢献できなくなりますが、逆にリードしてしまえばほぼ無敵のタンクとなり、それだけでなく大量のダメージも出せてしまいます。さらに、彼のパワーの多くは、「対抗策が存在しないスキルや効果」から生み出されています。こういったたくさんの理由から、スウェインに対してアップデートを行う意義は大きく、ルーンテラを代表する非情な国家を率いるのにふさわしいチャンピオンを生み出すいい機会だと私たちは考えています。彼のビジュアルをノクサスの指導者にふさわしいものにアップデートして、そのゲームプレイにも大規模な変更を行います。ただし、彼のスキルセットをすべて一から作り直すとしても、彼の“核”となる個性は残しておくつもりです。

スウェインのアップデート作業はまだ始まったばかりですので、開発が進んだ頃に、さらに詳しくお話ししたいと思います。


今回もお読みくださり、ありがとうございました。皆さんからのご意見をお待ちしています!

Reav3
チャンピオン開発 リードプロデューサー


1 month ago