プレシーズンへの道:マスタリーアップデート

RiotAetherによる

2017年 シーズンアップデートのサイトを公開した時、マスタリー変更については、不撓不屈ツリーの歴戦の勇者が新たなキーストーンマスタリー:巨人の勇気に置き換わるという一点のみにしか触れませんでした。これはアサシンやリプレイ機能など、他に色々と話すべきことがあったので、「低ティアのマスタリー変更」については説明するスペースを取れなかったためです。そこで今回はマスタリーだけを取り上げ、プレシーズンで何がどう変わるのかについてお話しします。

2017年マスタリーツリー(デザインは暫定)

本題に入る前に、各マスタリーツリーに共通している全般的な構造についてお話しするのがよいかと思います。一つのマスタリーツリー内を進んでいくほど、「そこから得られる効果」と、「その効果を得るために必要な条件」の両方において、マスタリーは個々のプレイスタイルに特化していくように作られています。通常、初期(ツリー上部)のマスタリーはレーン戦やジャングル周回向けの能力を付与しますが、終盤のマスタリー(ツリー下部)は試合の終盤に向かってどんどんスケーリングしていくものになっています。

これを念頭におきながら、さっそく変更点を見てみましょう!


闘争本能

闘争本能ツリーは瞬間火力による短期決戦よりも、長期戦を好むチャンピオンに向けられたものです。彼らが自分にあった戦い方を設計できるように、新たな手段をいくつか追加します。


ティア2

諸刃の剣

先ほどお話しした構造から考えれば、「つまみ食い」と比べて、「諸刃の剣」のスケーリングするマスタリーとしての特性は試合序盤を前提としたティア2には向いていません。そこでティア4に移動させます。

  • ティア4に移動

[NEW] 鮮血

レーンでのんびりファームすることに満足できない人たちのために。

  • 敵チャンピオンに対する最初の通常攻撃が10(+レベル毎に1)の追加ダメージを与える(クールダウン9秒)


ティア4

諸刃の剣

ティア4に移されることで、3つの異なるタイプのダメージスケーリングマスタリーのうち、“高リスク高リターン”な選択肢として「諸刃の剣」は機能するようになります。ツリー内の新たなポジションにふさわしい効果を発揮できるように、数値を上昇させます。

  • 与ダメージ5%上昇、被ダメージ2.5%上昇

[削除]圧制者の追撃

「圧制者の追撃」は、「そのチャンピオンが行動妨害スキルを持っているか否か」によって、有益かどうかがはっきりわかれるマスタリーです。「あることをできるか否か(特定のスキルを持っているか否か)」が唯一の要素なら、チャンピオンの「プレイスタイルによる違い」が生まれることはありません。そこで「圧制者の追撃」は削除して、より柔軟性の高いものに置き換えます。

  • 削除

[NEW]闘争の愉悦

「諸刃の剣」よりはリスクが少ないものの、最大効果を発揮するまで時間がかかります。

  • 敵チャンピオンと交戦中に5秒かけてダメージが最大5%増加

賞金首狩り

これは単純なバフです!

  • 自身がそれぞれ異なるチャンピオンをキルするごとに、ダメージが1.5%増加


キーストーン

[調整]戦いの律動

「戦いの律動」は2016年を通して浮き沈みが激しく、バランスの調整が難しかったマスタリーでした。その原因の中心は、攻撃速度と通常攻撃の両方を何よりも優先して初めて輝く、通常攻撃のみに追加される物理ダメージです。「戦いの律動」を選択するプレイヤーの多くはクリティカル率を強化して攻撃力を上げるか、クールダウン短縮を強化してスキル使用回数を増やしたいと考えているものの、そのどちらを行っても前述の追加物理ダメージが犠牲になってしまいます。別の言い方をすれば、「戦いの律動」は単に攻撃速度中心のプレイスタイルをサポートしているだけでなく、“物理継続火力”という領域におけるそれ以外のすべての選択肢を抑圧しているのです。

「戦いの律動」のボーナスを純粋な攻撃力に変更して、長期戦におけるさまざまなプレイスタイルに対応できるようにします。実際のところ、攻撃速度中心のビルドであればパワーが低下することになりますが、全体として見れば「戦いの律動」を使用するさまざまなプレイスタイルが対等な立場に戻ります。

  • 通常攻撃かスキルを敵チャンピオンに命中させることで「熱情」スタックを獲得する(近接攻撃なら2スタック。スキルなら次のスタック獲得までクールダウン2秒)。「熱情」スタックは4秒間持続し(最大10スタック)、1スタック毎に攻撃力を1~6増加させる。


計略思想

計略思想はなかなかバランスが取れています。このツリーは瞬間火力か補助性能を優先するチャンピオン、また場合によってはその両方(「嵐乗りの勇躍」など)を求めるチャンピオンに向けられたものです。ツリー内に残された最後の隙間を埋めます。


ティア4

[NEW]豊緑の贈り物

戦闘の合間に茂みを出入りするチャンピオンに追加のパワーを与えます。

  • 茂みに入ると、次に行う通常攻撃またはダメージを与えるスキルが、対象の現在体力の3%を追加魔法ダメージとして与える(クールダウン9秒)


ティア5

精密動作

固定値物理防御貫通の廃止に合わせて調整します。

  • ポイント毎に1.7の脅威と0.6(+レベル毎に0.06)の魔法防御貫通を獲得(5ポイントで脅威8.5、魔法防御貫通3(+レベル毎に0.3))


不撓不屈

不撓不屈ツリーはチャンピオンをより硬くするための手堅い選択肢を提供しますが、皮肉なことに、タンクのプレイスタイルをサポートすることにはあまり秀でていません。そこで、タンクたちに受け身的な効果を与えるのではなく、積極的にその役目を果たすことでメリットを得られるような選択肢を追加します。


ティア2

[NEW]塔守の誇り

試合の序盤をタワーの下に籠もって過ごすことが多いなら、「塔守の誇り」は敵のポークやダイブに耐えて生き延びる手助けとなります。

  • 味方タワーの近くにいると物理防御と魔法防御が8増加


ティア4

[NEW]大胆不敵

戦闘開始時に追加のダメージ軽減。

  • 敵チャンピオンからダメージを受けると、物理防御と魔法防御の増加分が2秒間、10%増加(追加でレベル毎に物理防御と魔法防御が2ずつ増加。クールダウン9秒)


キーストーン

[削除]歴戦の勇者

「歴戦の勇者」はプレイスタイルに関係なく、あるポジションでほぼ必須となってしまっている唯一のキーストーンです——そのポジションとはジャングルです。体力はどのチャンピオンにとっても有用なため、他のポジションなら別のキーストーンを選んでいたと思われるチャンピオンでも、どのポジションよりも早くスタックを獲得できるジャングルでなら、「歴戦の勇者」を選択することが理に適っているのです。問題は、ほぼすべてのジャングラーが最終的に追加の体力を300獲得することになり、さらに不撓不屈ツリーのその他の「生存性向上」まで獲得してしまうことです。これがタンクに活かされるなら問題ありませんが、ただでさえダメージの高いチャンピオンが防御力も高まってしまうことになれば、対戦相手は反撃の手段がなくなってしまいます。「歴戦の勇者」を廃止して、ダメージディーラーはダメージを与え、タンクはタンクになれるように、ジャングラーが自分の「ポジション」ではなく、自分の「プレイスタイル」を強化するキーストーンを選択できるようにします。

注意:一部のジャングラーに「歴戦の勇者」が上手くハマっていたことは理解しています。そのようなコアなユーザーにとって、この削除は痛手となるでしょうが、プレシーズンに行われるその他の変更も考慮すれば、誰もが自分のプレイスタイルに合ったキーストーンを見つけられるはずです。変更後しばらくしてからもう一度確認を行い、極端に能力が落ちてしまったチャンピオンがいれば、それをフォローする調整を行います。

  • 削除

[NEW]巨人の勇気

イニシエーターに生存性を高めるツールを、それが最も必要となる、敵チームにダイブする瞬間に与えます。

  • 敵チャンピオンに強力な行動妨害スキルを命中させると、自身の最大体力の7%(さらに近くにいる敵チャンピオン1人につき7%)のシールドを4秒間獲得(クールダウン30秒)

その他すべてのプレシーズンの変更がそうであるように、マスタリーもPBEのテスト結果によっては変更される可能性があります。皆さんのご意見をお聞かせください!


4 months ago