【プレイ&トーク Vol.4】勝ち負けってなんだろう? 自分がもっと上手くなるために必要なこと。

Akaderaによる

こんにちは、リーグ・オブ・レジェンドはPVPを重視したゲームです。
そしてPVPの一番大きな特徴は試合の最後に勝敗がつくことです。
しかし、これまでの「プレイ&トーク」では、「勝つこと」「負けること」についてあまり言及しませんでした。なぜならスポーツマンシップにおいて、「勝敗」はとりわけて重要な要素ではないからです。

スポーツマンシップでは1ゲームの勝敗よりもプレイヤー自身の健全性こそがより重要なものであると位置づけてます。勝敗にかかわらず、その経験を次に活かし、よりよいゲーム体験を得られるようなプレイヤーに成長していくことこそが、スポーツマンとして一番目指すべきことです。しかし残念ながら多くの人たちが、スポーツ=「勝つこと」という考えを持ち、負けることは否定されることであると考えてしまっています。

今回はこの「勝つこと・負けること」についてお話したいと思います。

勝つことだけが全てではない

リーグ・オブ・レジェンドをプレイしている誰もが、「勝ちたい」という気持ちを持っています。必ず勝敗のつく対人戦で、「勝つ」か「負ける」を選べるのであれば誰もが「勝つ」ほうを選ぶのは当然のことでしょう。しかし実際には勝敗を選ぶことはできず、仮にあなたがサーバーで一番上手いプレイヤーであっても、負けてしまうことはあります。このゲームでは勝率は50%前後になるようにデザインされているのです。

あなたが勝つことでしか喜びを得られないプレイヤーであるのなら、おおよそ半分のゲームはつまらないものとなってしまうでしょう。もっとゲームを楽しむには2 つの手段があります。1 つ目は、「勝率をあげること」そして2つ目は「負けても楽しめるようになること」です。

言うまでもなく「勝率をあげること」は大変なことです。前回もお話しましたが、このゲームは 1 人では勝つことはできません。チームで対戦する以上、自分がいかに万全の態勢であってもチームメイトとのプレイが噛み合わずに負けることは、いくらでもあります。もちろん、絶対に無理とは思わないですし、実際に上位ティアの方の中には勝率が 8 割を超える人もいます。どうすればもっとゲームに勝つことができるのか、ここから「必ず勝てる LOL 講座」を始めても良いのですが、多分誰も幸せにならないので、代わりにビルドや Wiki を読んだりプロ選手の配信を視聴したりすることをおすすめします。

大事なのは成長し続けること

では、2 つ目の「負けても楽しめるようになること」はどうでしょうか? 「負けても楽しめるようになること」は「負けを楽しむ」のではなく「負けることで立ち止まらない、前向きな姿勢」を指します。どうして自分がその試合に負けてしまったのかを、冷静に受け止めて、ゲーム体験の一部と捉えましょう。そして、その体験を振り返り、次の試合の勝利に結びつけ、自身のスキル向上に活かしていくのです。

1つ目の「勝率をあげること」よりも、2 つ目の「負けても楽しめるようになること」を強くお勧めします。想像してみてください、勝つことを追求して 50% だった勝率を徐々にあげていくことに専念したとします。最初のうちは順調に勝率があがっていくでしょう。しかし、それはどこかで必ず打ち止めとなります。60% なのか 70% なのかそれとも 80% なのかわかりませんが、どうあがいてもあなたが勝率 100% になり、それをずっと維持し続けるということはできないのです。そして勝率が頭打ちしてしまった時、あなたはそれ以上ゲームを楽しむことができなくなってしまいます。 一方で「負けを楽しめるようになること」は、あなた自身の気の持ちようによって、いくらでも変えていくことができます。

一回一回のゲームを成長の糧と捉えて、自分がどのように上手くなっていっているのかを感じることで、単純な勝ち負けとは違った満足感を得られるようになるでしょう。

負けを受け入れるには、自分自身を見つめる勇気が必要

ここまで読んでも、やはり「負けること」に対してネガティブな思いを抱くプレイヤーが多いと思います。真剣なゲームで負けるということは、LP など目に見えるものを失うだけでなく、それ以上に自尊心を傷つけられてしまいます。単純に「負けを楽しもう」としても、なかなか簡単にできることではありません。

ではどうすればいいのでしょう? 負け試合のたびに腹立ちのままチームメイトを責めた挙句喧嘩になったり、自分はなんて弱いんだ、もうLoLやめようかなとひたすら落ち込んだりするだけでは、せっかく頑張ったあなたの時間がムダになってしまいます。そうならないためにも、まずはあなた自身が自分はどういったプレイヤーなのかを認識する必要があります。幸いにも、最近リプレイ機能が実装され、ゲームを振り返ることが以前よりも簡単になりました。一番最近のゲームを再生してみてください。CS はしっかりと取れていますか? ワードはちゃんと置けていますか? リコールのタイミングは適切でしたか? 試合中、一番良かった点と悪かった点はなんでしょうか? こういった振り返りをすることで自分がどういったプレイヤーであるかを改めて確認してみてください。

自分がどういったプレイヤーなのか、長所や短所はどこなのか。それを考察する際の手がかりとして、以下に4つのタイプを挙げておきます。

1.切り込み隊長

長所: 敵チャンピオンに勇敢に立ち向かっていき、ゲームの流れを作るタイプです。集団戦でのイニシエートやレーンでのハイリスク・ハイリターンな戦いを好む傾向があります。

短所: 状況が不利な時でも無理やり突っ込んでしまい、ゲームの流れを手放してしまうことがあります。敵陣の真っ只中でひとりデスしてから、「なんで味方がついてこないんだよ!」と叫ぶことが多いです。

2.クールな策士

長所: マップコントロールや誰をフォーカスするかなどの情報をチームに伝え、チームを勝利に導くタイプです。丁寧なワード配置や、ショットコールを得意とします。

短所: 切り込み隊長タイプとは逆で、リスクを避ける傾向があるために一度負け出すと何もできなくなってしまいます。説明を省いて「危ないから◯◯しないで!」などと押しつけるような言い方をしがちです。

3.一匹狼

長所: 一人で黙々とオブジェクトを取り、味方のピンチにはさっそうと現れゲームをキャリーします。ガンクや小規模戦を好み、敵陣で孤立することを恐れません。

短所: 味方チームとのコミュニケーションが不足しがちで、肝心な集団戦などの参加できずに味方が全滅する原因となってしまいます。「おれがこっちで◯◯してたのに、なんで今当たったの?」という自分のプレイ最優先な言い方をしがちです。

4.縁の下の力持ち

長所: 味方チームの欠点を補い、臨機応変にプレイスタイルを変えることで味方をサポートできる万能タイプです。他の 3 タイプをまとめる役割をなし、チームワークを最大限に発揮させます。

短所: チームの欠点を補いきれなくなってしまうと、器用貧乏に陥ってしまいます。「味方が◯◯してくれない」とすねた考え方に陥る傾向にあります。

あなたはどのタイプのプレイヤーでしょうか? もちろん、これらは「プレイヤーあるある」をおおまかに分類しているに過ぎませんし、これが絶対ということではありません。ただ、自分のプレイ傾向を知るためのヒントとして(そしてそれによってよりスキルアップするための手がかりとして)参考にしてほしいと考えてリストアップしました。

自分自身をみつめることは勇気のいることです。しかし正しいセルフイメージを持つことによって、自分がどのようにゲームに参加しているかを客観的に認識できるようになります。そして客観的に自分を観ることができるようになれば、「負けること」によって自尊心を傷つけられることなく、成長の糧として捉えられるようになるのです。

自尊心を大切に、そして謙虚さも忘れずに

ここまで、あなたがどうやってゲームを楽しめるかという話をしてきました。前述しましたが、チームワークの必要なリーグ・オブ・レジェンドでは、味方とプレイが噛み合わずに負けてしまうことも多くあります。
負けた時に、いつも自分自身が悪いと思う必要はありません。ただ、負けてしまった理由を常に他人のせいにしていると自身の成長を妨げてしまいます。どうすれば、そのプレイヤーを助けることができたのか、不利な状況にどう適応すべきだったのかを謙虚に考えましょう。

よりよいゲーム内容を得るためには

本来、プレイヤーにとって大事なこととはなんでしょうか? それはずばり、自分がゲーム内容に納得できるかどうかです。全ての試合には学ぶべきことがあり、それしっかりと振り返る気持ちでいることが重要です。例えばチーム全員が全力を出し、それでも負けてしまったゲームは、自分の限界が見えます。なので、どうするべきだったのかを振り返りやすく、次回に繋げやすい内容となるはずです。

具体的にどうすれば自分が納得できるゲーム内容を作っていけるのでしょうか? 色々な要素がありますが、まずは先ほどのセルフイメージに沿って自分らしくプレイをするように心がけてください。チームメイトも同様にゲームをしやすくなるようなコミュニケーションをとり、チームワークを発揮しましょう。リーグ・オブ・レジェンドにおいてチームワークは重要な要素であり、これなしに納得できるゲームプレイはありえません。

チームワークを発揮させるコミュニケーションに大事なことは、先に相手に伝えるということです。「こうしたかった」「こうして欲しかった」という話を後からするのではなく、「今からこうする」「次はこうして欲しい」という相手に動いてもらえる内容を積極的に相手に伝えましょう。

それぞれのプレイヤーが目指す道

今回はスポーツマンシップにおいての「勝ち負け」についての捉え方と、ゲームを通じてどのようにプレイヤーひとりひとりが成長していくべきかについてお話をしました。 リーグ・オブ・レジェンドは特にこれといった明確なゴールのあるゲームではありません。そしてその遊び方は人それぞれです。e-スポーツとしてランク戦を追求していくのもよし、ノーマル戦オンリーでゲームとして楽しむ、はたまたARAMやCOOPをまったりとプレイする、全て自由です。今回お伝えした内容は、みなさんがリーグ・オブ・レジェンドをどうやって遊ぶべきかを強制したり、制限するものではありません。

しかし、ゲームの中でのセルフイメージをしっかり持つことは、どのような遊び方をしていても、自分のゲーム体験を向上させるものであることには間違いありません。これを機会に、自分のゲームプレイを見つめ直し、自分がどのようなプレイヤーでありたいのかを考えてみてください。


3 weeks ago