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今回のトピックはチャンピオンのテーマ曲、アニメーション、そしてペンタキルです。

ぜひ皆さんの質問をこちらに送ってください。私たちは届いた質問を読むのが大好きなんです…だいたいの場合は。

「ワイルドリフト」のチャンピオンアニメーションが大好きです。LoLにも追加する予定はないんですか？

私もあの紹介アニメーション大好きです！見た目にカッコいいだけでなく、PCでLoLを遊んだことがない人が色んなチャンピオンを理解する役にも立っているんですよね。アニメーションが各チャンピオンの個性や強みをざっくり紹介してくれる。これをPC版に追加する話は以前にもありましたし、やりたいという気持ちは今でもあります。ただこれには現行チャンピオン選択画面を大幅に変える必要があります。現在の最重要目標はチャンピオン選択システムの応答性と精度を改善していくことなので、この点が満足のいく水準になるまではこういった機能を追加することはありません。もちろんシステムの状態が目指す水準に達したら再び検討するつもりです。

Riot Brightmoon リード ゲームプレイ プロデューサー

新チャンピオンのテーマを作曲する時、どんな要因を検討しているんですか？

チャンピオンのテーマを語る要因は無数にあり、情報量があまりに多くて方向性を決めるのが難しいこともあります。そんな時は連携しているチームと協力してチャンピオンのコア要素を特定していきます。これはチャンピオンの個性を描写する2～3単語くらいのテキストです。このくらいが、すべてのディテールを網羅するほど長くなく、チャンピオンが何者で差別化要因が何かを示すには十分な長さなのです。

一方で、ヌヌ＆ウィルンプのテーマのようにすぐに分かる場合もあります。フルートと音楽はヌヌの人生にとって大切なものであるためテーマ曲にもフルートを採用する、といった具合です。このほか、テーマの進化に合わせてコア要素が見えてくる場合もあります。フィドルスティックスのテーマはまさにこれで、まずフィドルスティックスの復活が歌声で表現され、不気味で不安げな雰囲気で曲が進行し、最後にフィドルスティックスが現れる「真の恐怖」が表現されています。最後のパターンはコア要素がテーマに隠されていたり、テーマを新解釈したりする場合です。サイラスのテーマはこのパターンで、ダークで緊張感のある中盤の一節は「Demacia Rising」の導入で弦楽器が演奏していたメロディーを新解釈したものになっています。

テーマ作曲時、コア要素以外に気をつけている点は他にも以下のようなものがあります。

• 性格：チャンピオンは快活に振る舞うタイプか、怒りに満ちているタイプか？あるいは一緒にいると楽しいタイプか、敵に恐怖を与えるタイプか？など。
  
• 背負っている物語：自分が何者になってしまったのかを探求している者か、悲劇的な過去を持つ者か、いくつもの英雄的功業を持つ者か？など。チャンピオンたちの個性は過去の出来事により形作られたものなので、その点をテーマ曲に反映させることも重要です。
  
• 場所：ルーンテラでは地域によって音の種類や影響を受けた様式が異なります。対象チャンピオンの生い立ちの中で故郷が重要な場所であるなら（例：フレヨルドの半神たち）、楽曲を構成する音にもしっかり反映させねばなりません。

チームでは、スキンテーマ制作でもこれらの要素を考慮するようにしています。多くの場合、使用する楽器や様式はスキンテーマが対象とする地域/ユニバースに基づいて決定します。その後は音色に注目し、「このスキンシリーズに含まれるチャンピオンたちは楽しげ？風変わり？それとも向こう見ず？」や「このスキンラインは未来的、キラキラ？真剣？」といった質問を自問していきます。たとえばPROJECTの場合は未来のテクノロジー、ネオン輝くディストピア、息を呑むような迫力と抑圧性の両立などが柱になることが分かっていたので、これらを柱としてはっきりとした方向性を決めて音楽に落とし込むことができました。

Riotミュージックチーム

ペンタキル獲得数最多チャンピオンは誰？

王道の素晴らしい質問ですね！パッチ11.11のランク戦（ソロ/デュオ）データではサミーラが最多で、マスター・イーとカタリナが続いています。ただこのデータは人気度を考慮したものではないので、1試合あたりの数値も算出してみました。結果は…やっぱりサミーラが最多でした（0.018ペンタキル/試合）。次がマスター・イー（同0.018）、カタリナ（同0.015）…3人とも人気者ですね！

ペンタキルに関するその他の小ネタ：

当然といえば当然ですが、ペンタキルを狙うならエンチャンター/タンクサポートは避けたほうがよいでしょう。ソラカ、ブラウム、レル、タリックは全員が対象期間のランク戦（ソロ/デュオ）でペンタキル達成0回（！）です。

ランダムミッドでは全チャンピオンがペンタキルを達成しています。こちらのモードではマスター・イーが圧巻の0.082ペンタキル/試合という数値を叩き出してサミーラに勝利。なお、サミーラは0.071、カタリナは0.054でした。

高ランク帯でもペンタキルトリオは健在。ダイヤモンド以上でも1試合あたりのペンタキル回数トップ3はマスター・イー（0.017）、サミーラ（0.015）、カタリナ（0.011)と同じ顔ぶれです。

kyrieFH インサイトアナリスト

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