皆さん、こんにちは。プレイヤー行動システムに関する11月のアップデートです。今回を2020年最後の記事とし、今年を締めくくるためにラストスパートを行います。まず現在の状況について軽く触れてから、2021年の予定をざっと見ていきます。
先月、私たちは悪質行為の検出とペナルティーのために実施している実験的システムについてご報告しました。直近の開発サイクルが終了したため、試験とシミュレーションの結果を確認する時間を取っています。そして、適切な対処ができていると確信しています。
具体的には、意図的なフィード検出の2回目の開発サイクルと並んで、途中退出者とペナルティーの検出精度が急上昇しています。検出精度が上がれば、8月に修正を加えて実装したペナルティーの適用も増加します。これらの改善が実施されたことで、繰り返される妨害行為が30%減少したことを示す結果が見られました。
他方では、検出のしきい値を上げてみました(途中退出者にフラグを立てるのが難しくなります)。その結果、ペナルティーの適用が減った試験では私たちの予想通り悪質行為の復活が見られました。
対応の正確性と即時性をさらに高めるために、途中退出者と意図的なフィードモデルの形成を継続して今年を締めくくります。
その他の進行中のプロジェクトについては、開発チームが9月に言及した早期の降参と減少LPの緩和に関するプロジェクトをパッチ10.24で実装するための仕上げに取り組んでいます。実装が近づいてまいりましたので、詳細をお伝えします。
早期の降参システムの実装は以下のように行われます。
減少LP緩和の変更は、以下のようになります。
これらの機能は両方とも、フィードバックと開発サイクルのためにパッチ10.23中のPBEで実装を予定しており、パッチ10.24で全世界に向けての実装を目指しています。
上記のプロジェクトを確実に立ち上げ、安定させ、調整することが年末までの焦点ですが、以下の一連の目標についてもお話したいと思います。
2020年の目標(予防、抑止、被害の軽減)をさらに推し進めるにあたって、2021年初頭に私たちが取り組む主要な体験の目標を一部以下に示します。
ネガティブな行動に対処するための継続的な取り組みに加えて、ポジティブな行動をより認識し、感謝することに取り組み始めます。これは特に、「リーグ・オブ・レジェンド」ではスポーツマンシップに則った行動が重要であると示すことを目的としています。
私たちは名誉のようなシステムが摩耗を示し始めていることを認識しており、次の開発サイクルがどのようなものになるかを掘り下げたいと思います。しかし、今日達成したよりもさらに改善が見られるまで、ゲームを台無しにする行動の対策以外に時間を割くつもりはないため、まだお約束はできません。2021年後半までこちらを開始することは無いかもしれません。とはいえ、私たちはスポーツマンシップをLoLでの有意義な取り組みとして強調し、プレイヤーが長期的なコミットメントに満足できるようにするために、何を導き出すことができるか見極めている最中です。困難が多くなるにつれ皆さんのフィードバックがより必要になりますので、このトピックの詳細に注目してください。
最後に、リーグクライアントとゲーム自体の動作の将来のアップデートに備えるため、サービスのテクニカルフレームワークを一部再構築することに時間を費やす予定です。新しい行動システムと試験を展開する際には、将来の技術目標と、この進化し続ける分野に持続的に対処する方法についてもお話しします。
2021年も皆さんと一緒に旅を続けられることを嬉しく思います。最初の数か月で有為な変更を加えることができました。これは、プレイヤーの皆さんが率直かつ正直なフィードバックをお寄せくださるおかげです。
引き続きご意見をお聞かせください。それでは、また来年お会いしましょう!