皆さん、こんにちは。プレイヤー行動システムに関する10月のアップデートです。今月は新たにお伝えしたいトピックがいくつかありますが、まずは現在取り組んでいる課題と、今後の目標についてお話ししたいと思います。
私たちは数ヵ月前、特に意図的な敗北やAFK(離席行為)を対象に、以下のような目標を掲げ改善に取り組んできました。
パッチ10.21では、意図的なフィードや悪質なプレイヤーの検出能力が向上する予定です。現在まで使用されている既存のシステムでは、「繰り返しのフィード」と「累積デス数の多さ」をもとに検出を行っています。パッチ10.21のアップデートでは、それぞれのデスについて明確に詳細をチェックし、意図的と思われるデスのフラグ付けを行います。これにより数回しかデスしていないプレイヤーでも、ただ単にプレイが上手くいかなかったのか、意図的にフィードしたのかを区別して検出することが可能となります。
検知システムの各アップデートは、他に悪影響を出すことなく下記の内容を最低でも1つは達成することを目標としています。
現在の取り組みは著しい違反者を1試合の内に検出してペナルティーを与えることですが、一部の判断が難しい行動については、確信を持ってペナルティーを付与するのに数試合かかってしまうことがあります。次のアップデートでは、そうしたペナルティーの判断に数試合必要な行動でも、1試合の内に確実な判断を下してペナルティーを与えられるようにしたいと考えています。今後も長期的に、意図的なフィードへの有効的な対策を模索していくつもりです。
2ヵ月前に掲載した8月のアップデートにおいて、私たちが手動で何百もの試合を検証したことについて触れましたが、おかけで多くのことが分かりました。さっそく重要なポイントについて見てみましょう。
これらを踏まえ、数ヵ月にわたって私たちが取り組んできた、最新の検出システムをついにご紹介することができます。ビッグデータによる黒魔術を使って完成させたのが、新たな試合後行動認識システムの初期バージョンです。
このシステムは長期間にわたるプレイヤーの行動の変化を計測、照合することで機能します。これにより、「レーン戦で大敗して思うようにいかなかった試合」と「チームメイトがただ自陣のネクサス周辺を20分間走りまわっていた試合」を区別することが可能となります。また長期のプレイヤー行動履歴を活用することで、ペナルティーを付与する、また解除する時期の判断をより正確に通知することができます。
最終版のシステムでは、以下のようなことが可能となります。
このシステムを意図的なフィード、妨害、試合放棄をするプレイヤーで検証したところ、結果は良好でした。初期のテストにより、検出件数と検出精度を同時に高めることは可能であると分かっています。
今後の数ヵ月間でこのシステムを調整して検出精度を高め、追跡できる行動の種類を増やし、そしてライブサーバーでの実装を試みるつもりです。