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Quick Gameplay Thoughts 9月4日

チャンピオン制作の初期プロセス、Clashチームビルダーについて、Scruffyがお話しします。

Dev作者RiotScruffy
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免責事項

こちらの投稿では、開発中もしくは計画中の作業への言及も多くなっていますが、必ず実装されるという保証はありません。作業や目標は新しく判明したことによって変更されることがありますし、以前言及したプロジェクトが遅れたり中止されたりといったこともありえます。ただ、計画が変わるとしても、できる限りのことを皆さんにシェアしていくのが大事だと信じています。


チャンピオンのゲームプレイを見出すプロセス

新規チャンピオンのゲームプレイデザインで最難関のひとつと言えるのが、開発初期段階での全体的な方向性決定です。初期段階にて行われる決定は、そのチャンピオンが持つ最終的な可能性や、総合的な能力に影響します。真っ白で何も描かれていないキャンバスを目の前にすると、何を作っていいかわからなくなりますし、無限の可能性から何も決められなくなってしまう、というのもあります。

こうした初期プロセスを育むために、カギとなる4つの質問からなるシンプルなフレームワークを作りました。以下にあるこれらの質問すべてに答えられる場合、そのチャンピオン開発は前進させるに足る、良い方向性ができていることになります。

  1. その方向性は、新しいゲームプレイの余地を開く扉になるか?
    • LoLには150体を超えるチャンピオンがいるので、それぞれのチャンピオンが新しい可能性をゲームプレイに持っている必要があります。
  2. そのテーマは、目指すプレイヤー層と共鳴するか?
    • そのチャンピオンを好きになってくれる、受け入れてくれるであろうプレイヤーと、キャラクターのテーマが合致するのが重要です。「切れ味の鋭いアサシン」を作ったとしても、テーマが「ふわふわなアヒルの子」だったとしたら、ゲームプレイとテーマが合致していませんので。
  3. そのゲームプレイは、テーマを伝えるきっかけになっているか?
    • 特にゲームデザイナーからすれば、ゲームプレイの方向性が選んだテーマを増幅するものかは、早めにチェックしたい点です。
  4. そのゲームプレイの方向性は、満足感が得られて健全なものになる見込みがあるか?
    • 優れたチャンピオンデザインには多くの小さな側面がありますが、初期段階で注力するのは重要な2点です。このゲームプレイはプレイヤーを引き留めるに値する、満足感のあるプレイスタイルになるか?この方向性は戦術や相互作用、カウンタープレイを抹消して、LoLのゲームプレイを劣化させるものか?開発段階に入った後にカウンタープレイの問題が残っていることもありますが、基本的な問題が起こらないよう、初期の方向性を決める段階でチェックを行います。

このフレームワークにかける前に、幅広い選択肢の中から選びつつも、無駄を排除して必要十分な時間で方向性を見出すという目的で、最近は8週間のプロセスを経ています。このプロセスは、社内ツールを使ってデザインとプロトタイプ制作を行う、ゲームプレイデザイナー1人を対象としたものです。

  • 準備
    • チーム全体でブレインストーミングを行い、そのチャンピオンの全体的な目標にふさわしい、面白いと思う案をすべて検討します。チームリードと評価を行って、その中から最も良い案を3つ選びます。
  • 1~2週目
    • 「方向性1」についてのプロトタイプ制作と、できる限りの可能性を考えます(上記の4つの質問に答えられるもの)
  • 3~4週目
    • 「方向性2」についてのプロトタイプ制作と、できる限りの可能性を考えます
  • 5~6週目
    • 「方向性3」についてのプロトタイプ制作と、できる限りの可能性を考えます
  • 7~8週目
    • 最も良い方向性を選びます。長所にさらなる磨きをかけるべく制作を繰り返し、問題解決やリスク削除に取り組みます

このプロセスでは、単に私たちが好きな案を実現したり、もっと面白い可能性があるのに現状に固執してしまうといったことを防ぐため、いくつかのアイデア試行を義務としています。また、ほかにもたくさんの選択肢を検討した上で、その中から1つの方向性を選ぶというのは、自信を深めることにもなります。

Clash チームビルダー v1

現パッチ(10.18)にて、Clashタブ内に「チームビルダー」の第1バージョンを実装しました。この仕様は、Clashをいっしょに遊ぶ相手を見つけやすくするためのものです。「チームメイトを探す」機能に問題点は残っていますが、フレンド探しや、Clash参加に興味のある仲間を見つける目的では、少なくとも良いスタートを切れたと思っています。

Clashの開催規模が大きくなり、いつか「Clashに参加したいけど、いっしょに遊べる人がいない」というプレイヤーがいなくなる日まで、「チームビルダー」の機能改善&拡張に取り組んでいきます。

いつもプレイしてくださりありがとうございます。どうかご安全にお過ごしください。

Scruffy



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