皆さん、こんにちは。外もだんだん暑くなってきたので、今回はクールなパッチをご用意しました。
その内容は主にバランスブレイカーへの対応ということで、先ほど見回りを済ませてきたところです――やたらと跳ね回るヨードルをもっと高く跳ばせてあげたり、シンドラのスフィアの数を減らしたり、青い坊主頭の魔術師の背中を押してあげたり、本好きのネコちゃんに首輪を付けたり、などなど。
また今回は、ほかのキーストーンよりもパフォーマンスが突出していた「征服者」と「ガーディアン」についても見直しを行いました。成功への道筋が安易なものにならないよう、そしてプレイスタイルの多様性を確保できるよう、この2つのルーンを本来の道へと戻す調整を行っています。
それからコグ=マウとヌヌについても、それほど重要でない部分に“野心的なビルドを試してみたくなる”強化を施しました。外ではクールに、そしてゲーム内では粘液と雪玉にまみれたアツい夏をお過ごしください!
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レベルアップごとの基本攻撃力が低下。チャクラムでエピックモンスターを攻撃した際の持続時間リセットが削除され、観戦モードではセントリーの攻撃範囲が表示されないように。R使用後の追加攻撃のクリティカルダメージが減少。
アフェリオスのツキ(月)は未だ衰えを知らず、それどころかプロシーンにおいてずっとスター(星)の座に居続けています。今回は彼の有する過剰なオブジェクトコントロール能力と、試合終盤において安全な距離から戦闘に貢献できすぎてしまう点を抑制しました。
基本魔法防御が低下。
前回のパッチで弱体化させたはずが、このヘビさんの勢いは思ったほど弱まりませんでした。そのため、前回手を入れた部分を再調整しています「征服者」の変更と合わせた今回のフォローアップ調整で、彼女が上手く“脱皮”してくれることを願っています。
Eの増加攻撃速度が低スキルレベルで上昇、攻撃速度の増加時間が延長。
ミニナーの方向性を慎重に修正しています――ここ最近、様々なファイターに対して苦戦を強いられていたことから、今回は“攻撃速度”という彼のセーフティーレバーを解除することにしました。
レベルアップごとの基本攻撃力が低下。
トップレーンでは大混乱を引き起こし、いつものボットレーンではキャリーとして跳び回るといった感じで、カリスタはプロシーンにて際立った強さを見せつけています。今回の変更では序盤戦における攻撃力への依存度をより高めると共に、レベルアップごとの伸び率を引き下げることで、サイドレーンにおいて経験値を稼ぎにくくしました。
Qのダメージ反映率が上昇。Rのダメージ反映率が上昇。
スタンダードなビルドについては上手くいっているものの、魔力ビルドのコグ=マウからはここのところ、あまり自信が“にじみ出て”いないようでした。今回の変更によって、魔力を軸とする新たなビルドを模索する楽しみが垂れ……生まれてくるはずです。
Qの射程が増加。
以前行われた一部のマークスマン向け強化を受けてなお、ルシアンはボットレーンにおいて苦境に立たされたままでした。その一番の原因は、敵を倒しきれず逃げられてしまう状況が頻発していたことにあります。スキルの射程を強化してやれば、彼も復讐の途へと戻りやすくなることでしょう。
「夢幻斬」のクールダウンのバグを修正。固有スキルがモンスターに対して常に発動するように。
効率面から見た場合、レーンでのノクターン(=ミッドノクやトップノク)はジャングルノクターンをすっかり追い抜いてしまっていました。今回の変更でより素早くジャングルキャンプをクリアできるようになるため、ロール間の能力差も縮まるはずです。
Qのダメージ反映率と体力回復率が上昇。Rのシールド増加率に魔力が影響するように。
コグ=マウと同様、この少年&イエティについても魔力が絡む部分を強化し、主流ではないビルドの底上げを狙っています。これも冒険だよね! (ウィルンプの鳴き声)
固有スキルで作成した体力/マナ系アイテムが、作成前段階の体力/マナのパーセンテージを維持するように。
オーンをプロシーンにおける“安牌”のままにしておきたくなかったため、とくに試合序盤のレーン戦中に購入したアイテムの回復力を下げることで安定感を弱めました。
Wの基本ダメージが高スキルレベルで上昇。
ラカンのWに少々パンチを効かせたことで、これまでより“蝶のように舞い、蜂のように刺す”立ち回りがしやすくなるはずです。
基本魔法防御と基本攻撃力が上昇。
レーンでの対戦相手に立ち向かいやすく、そしてミニオンにとどめの一撃を入れやすくするため、ライズの魔法防御と攻撃力を慎重に引き上げました。
Qのコストが低スキルレベルで増加。
パッチ10.11で行ったシンドラへの調整のフォローアップとして、今回はとくにプロシーンを主眼に置いた変更を施しています。低レベル時にQを連発しにくくしたため、もう鼻歌混じりにミニオンウェーブやチャンピオンを削り切ってしまうことはできなくなるはずです。とはいえ、スキルの有効性そのものは変わっていないので、その点はご心配なく。
Qのクールダウンが高スキルレベルで短縮。
ヴァイはほかのジャングラーたちにやや遅れを取っていたため、そのパンチ力によりパンチを効かせてやることにしました。これで彼女も高機動撹乱員としての責務を全うできるようになるはずです。
Rの「霧の乙女」が帰還するまでの距離が縮小。
ヨリックが戦闘状態から脱したとき、「霧の乙女」がより早く戻ってこれるよう変更しました。ヨリックは現状、ゲーム内でも下位に位置しているため、この一押しでもう少し上の方に行けることを期待しています。
Eのコストが増加。
ネコちゃんに対してはただただ愛情が湧き出てくるのみなのですが、ゲームシステム上の最大マナ上昇量と比べて、この子のEはコストが軽すぎる状態にありました。ああ、この話についてはここまでにしておきましょう……。
“長期戦能力、及び回復とDPSの両効果を求めるプレイヤーのためのキーストーン”という「征服者」の現在の立ち位置については概ね満足しています。とはいえ、このルーンの存在がほかのアーキタイプの邪魔になり、「電撃」のような近い方向性の選択肢を封じてしまっている現状についても以前から認識しています。そこで、本来意図していた強みはそのまま残し、穏当な方法でこのルーンに微調整を施すことにしました。これで強さがいくらか削られ、多くのチャンピオンに別のキーストーンを選ぶ余地が生まれるはずです。
前回のパッチで一貫性を高めた結果、「ガーディアン」は強すぎる状態になってしまっていました。そこで、基本のシールド量を強化前の数値に戻すことにしました。
遠隔攻撃チャンピオンが受けた軽減後ダメージのうち、継続ダメージに変換される量が減少。
防御面の効果も少なからず影響しているのでしょうが、それでも「デスダンス」は遠隔攻撃チャンピオンにとって強すぎる状態が続いていました。今回はこのアイテム自体の有効性はそのままに、遠隔攻撃チャンピオンに対する効果だけをトーンダウンさせ、ビルドの幅を広げることを目指しています。
試合体験が損なわれるような行為への対策の一環として、パッチ10.13から10.14にかけて、チャンピオン選択画面の2つの新機能のテストを行います。このテストはまず北アメリカと韓国で始まり、その後対象地域が順次拡大されます。この機能の仕組みについての解説記事もすでにご用意していますが、大雑把に説明すると以下のようになります。
今回のパッチで以下のスキンがリリースされます。高解像度のスプラッシュアートをリーグ・ディスプレイで手に入れましょう!
今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。