皆さん、こんにちは!
このパッチでは、状況が落ち着いてきたことを受けて、シーズン初めに施した調整のフォローアップを行っています。その中には、前回のパッチでの強化が上手く機能しすぎて本来の役割から乖離しつつあったジャングルモルガナの弱体化も含まれています。また、アイテム変更があってから顔が青ざめていたライズにも強化を施しています(ただただ青かっただけかもしれませんが)。
そして、特定アイテムの多用が目立つ2人のチャンピオンに調整を行いました──「フロストファイア ガントレット」使いのセナと、「ドラクサー ダスクブレード」使いのマスター・イーです。特定のチャンピオンを特定のアイテムに縛り付けたり、そのチャンピオンらしくないゲームプレイを推奨したくはありませんので、これらの変更でミシックの多様性を広げ、個性やプレイスタイルを研ぎ澄ませました。
最後に、ネクサスブリッツがこれまで以上に豪華になって復活し、独自の調整も行われます。
今回は以上となります! それではまた、次のパッチノートでお会いしましょう。
こちらのポータルからTFTのパッチノートをご覧ください! ここではあなたのメインチャンプがバンされることはありません!
Qのマナコストが減少。
アジールはプロシーンで天高く舞い上がっていたために、パッチ11.5における弱体化で高度を下げてやる必要がありました。とはいえそろそろ空も穏やかになってきていますし、レーン戦でもっと余裕を感じられても良いはずです。
蜘蛛形態の通常攻撃時ダメージ反映率が低下。
エリスはここしばらく、あらゆるスキルレベル帯で苦もなく獲物を捕まえられる状態が続いていました。そしてパッチ11.10のジャングルの変更により、彼女は一線を越えて這い上がってしまったのです。そこで終盤のダメージを低下させ、“序盤が得意なジャングラー”という個性を強調しました。
レベルアップごとの基本体力自動回復と物理防御が増加。
エズリアルはあらゆるスキルレベル帯で苦戦しているので、彼をピックしたくなるようなちょっとした強化をご用意しました。
レベルアップごとの基本攻撃力が増加。
グレイブスは新たなジャングルでのファームに苦戦しているため、そのホルスターを強化してやることにしました。
Qの増加攻撃力ダメージ反映率が増加。Eのダメージ反映率が増加。
“死に馬に鞭打つ“つもりはなかったのですが、パッチ11.9での弱体化とジャングルの変更により、結果的にそうなってしまいました。以前のヘカリムは耐久力も移動速度も非常に高く、無傷で敵に突撃できていたわけですが、耐久力と速度が妥当なレベルまで低下した今、ダメージを高めることで、ファイター用アイテムを選択した際の幸福度といかつさを維持したいと考えました。
Eのクールダウンが延長。
パッチ11.8で行われたリー・シンへの強化は、あらゆる役割(ジャングル、トップ、ミッド)において予想以上の結果となってしまったため、一部を元に戻すことにしました。
Wの基本ダメージが減少。
剣に盾に太陽にと、暁光の戦士はあまりにも燃え盛り過ぎているようです。対戦相手が日陰を見つけられるよう、そのダメージを少し低下させました。
Qのダメージ反映率が低下。
マスター・イーはミシックに「ドラクサー ダスクブレード」を選択することが多く、その場合プレイスタイルはQのダメージと通常攻撃のリセットを中心としたものになります。「ドラクサー ダスクブレード」という選択は特定の状況では理に適っていますが、カウンターが難しいゲームプレイに繋がるだけでなく、彼の特徴である“通常攻撃で敵を斬り刻むスタイル”からも離れてしまうので、通常攻撃重視のビルドを強化するためにパワーを移し替えました。
Wの非エピックモンスターに対するダメージが低下。
パッチ11.8にて行ったジャングルモルガナへの強化は、彼女のジャングラーとしての能力にスポットライトを当てることが目的でした。しかし、本来の役割よりもジャングルの方が勝率が高くなってしまったため、調整を施すことにしました。
Eのモンスターに対するダメージが増加。
何年も昔、ノーチラスはジャングラーとして活躍していました。範囲攻撃によるキャンプクリア速度を強化することで、もう一度彼をフックでデッキに繋ぐことにしました。
Wの増加移動速度が減少。
キヤナは様々な長所を持っていますが、序盤のロームポテンシャルもそのひとつです。これが理由でエリートのスキルレベル帯において圧倒的な存在感を誇っているため、ブレーキを踏んでやることにしました。
固有スキルの通常攻撃時ダメージのモンスターに対する上限が低下。
ジャングルでは“とあるヨードルがグロンプやブランブルバックを蹂躙しまくっている”という噂が流れているようです。ランブルのジェットの熱を冷ますため、モンスターに対する単体ダメージを低下させました。
レベルアップごとの基本体力が上昇。
プレシーズンのアイテムへの変更(「ロッド オブ エイジス」の削除や「セラフ エンブレイス」がシールドを失うなど)とパッチ11.10の「フェイズラッシュ」の弱体化により、移動速度と体力が低下したライズはブルーな気分になっているようでした。そこで彼の頬が赤く色づくよう、耐久力を向上しました。
固有スキルの増加射程が短縮。Qの回復量が脅威に応じて増加するように。Eの増加移動速度が魔力を反映するように。Rのダメージ反映率が上昇。
セナのサポートビルドにおいて「フロストファイア ガントレット」が多用されるようになっており、勝率もピック率も増加傾向にあります。タンクセナは楽しいものですが、ほかのアイテムの選択肢が陰に隠れつつあり、そのうえ “耐久力の低いキャリー”という彼女の主要な弱点も薄れてしまっています。こうした状況を緩和するため、以前に成功していたサポートビルド(脅威と魔力)のパワーを増加し、「フロストファイア ガントレット」ビルドを弱体化することにしました。
また、この機会にパッチ11.2の強化によりかなりの速さでスケールするようになっていた射程距離増加にもブレーキをかけました。これらの変更により、“パワフルなガラスの大砲”というセナの個性に合ったアイテムをビルドした際のパワーを増加するはずです。
Wの自分と味方の基本シールド量が増加。
チャンピオンレベル毎のシールド量をとくに高レベルで強化することで、ミッドセラフィーンのパフォーマンスを高めました。これにより、セラフィーンは今後もソロ・スターとしての力を高めていけるはずです。
Wのダメージ反映率が低下。Eの魔力ダメージ反映率が低下。
攻撃力シャコは良い位置にいますが、魔力ジャングル及び魔力サポートのビルドは強すぎる状態にあるため、少し弱体化する必要があるでしょう。
Eのクールダウンがスキルレベルに応じて短縮するように。
パッチ11.10で(彼好みの毒物である)「リフトメーカー」が強化されたにもかかわらず、シンジドはあらゆるスキルレベル帯で活躍できていません。そこで「E – すくい投げ」のクールダウンに調整を施し、終盤戦での選択肢を増やしました。
Wのクールダウンが短縮。
ティーモのWは見過ごされがちだと言えるでしょう。クールダウンを短縮することで、このスキルの発動効果をもっと積極的に使えるようにして、“高機動型キノコモンスター”としてのパワーを発揮できるようにしました。
Wの強化時のダメージ反映率が高スキルレベルで低下。
アーゴットは平均的なスキルレベル帯において、敵チームのチャンピオン全員をドリルで貫き通しているようです。そこでレーン戦後の継続的なダメージを弱体化し、敵をそれほどパージできないようにしました。
私たちとしては、プレイヤーが試合毎に意義のあるアイテム選択を行った際には、そのパワーを感じてもらいたいと考えています。現在、トップレーンのタンクの意思決定を制限している2つの傾向が存在しています──2つ目のアイテムに「ソーンメイル」を購入する、もしくは「ブランブル ベスト」だけを購入し「ソーンメイル」を完成させない、というものです。このルーティーンは、「ブランブル ベスト」と「ソーンメイル」が本来の意図である“高い回復効果を持つ敵に立ち向かうためのアイテム”としてではなく、ただの万能アイテムとして利用されているという問題を浮き彫りにしています。これらに関する変更は、トップレーンのタンクに与えるパワーについて、これらのアイテムの役割をより明確化することが狙いです。
さらにもうひとつ──「フローズン ハート」にほかのタンク用アイテムとは少し異なるステータスを与えていることに気づくかもしれません。これは意図的なもので、ほかに独自のアウトプットを持っているからです。また、もともと最大体力を強化しないことから、「岩より固く」の基本値もほかのアイテムより大きくなっています。総じて、高いスキルヘイストとマナの獲得源であることは変わらず、対アタッカーアイテムとしての個性が明確化するはずです。
前述したように、セナのお気に入りミシックに弱体化を行います。遠隔攻撃ユーザーは「フロストファイア ガントレット」のスロウ効果を簡単かつ継続的に活用できるため、彼らにとってのパワーを少し低下させました。
ワードストーン系のアイテムが「ラバドン デスキャップ」や「インフィニティ エッジ」、「ガーゴイルストーンプレート」と同様(これらはすべて、ほかのアイテムを購入した後に強くなる性質を持っています)に、最上級のサポートアイテムとなるよう再構築しました。購入の道程も合理化し、何度もアップグレードするのではなく、「マナムネ」や「アークエンジェル スタッフ」のようにひとつですべてをまかなえるようにもしています。
PROJECTイベントに合わせて5月27日から6月28日までネクサスブリッツが復活します。
今回のパッチで、以下のスキンがリリースされます。
今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。