花が咲き誇り、鳥のさえずりが聞こえてきます。一年で一番お気に入りの季節──Midseasonがやってきました!
今回のパッチは少々複雑ですので、ここで簡単に説明しておきましょう。まず、「ターボ ケミタンク」の弱体化など、タンクのシステムに大幅な変更を行っています。また、パワー不足だったファイター系アイテム(「デス ダンス」や「ウィッツ エンド」)に強化を施しています。次に、MSIに備えてプロシーンのメタに変化を加えられるよう、多様なチャンピオンを舞台に上げたいと考えました──つまり、グラガスのような有力なチャンピオンには少し下がってもらい、シェンやルルといった昔ながらの顔ぶれにもスポットライトが当たるようにする、ということです。
それとは別になりますが、前回のパッチで一部チャンピオンを強くし過ぎたようで、彼らは瞬く間にサモナーズリフト法の違反者となってしまいました。そう、ダイアナやモルガナなどのことです──彼女たちは前回行った強化がジャングラーとしてハマり過ぎていたため、一定の強みは残しつつも力を抑えることにしました。そして、とある赤い死神や紫の狂人に関しても同様に、それぞれのレーンに合うよう調整を行っています。
まだあります! タリックと一部チャンピオンのインタラクションを見直し、マップ上にいない味方に対してタリックがスキルの効果を付与しないようにしたほか、ヴィエゴについてはシステムにまつわる大量の不具合を修正しています。また、ランクの第2スプリットがスタートしますので、気持ちを新たにして自己最高ランクを目指しましょう。
今回は以上となります! それでは、また次回のパッチノートでお会いしましょう。
TFT:レコニングが始まります。世界が「黒き霧」に覆われてしまう前に、こちらのTFTパッチノートをチェックしておきましょう!
レベルアップごとの物理防御と体力が低下。固有スキルの増加攻撃速度が低チャンピオンレベルで低下。
ダイアナはパッチ11.8における固有スキルの強化により、ミッドとジャングルでの勝率が上昇しています。プレイヤーたちは彼女がジャングルにもたらす刺激を楽しんでいるようなので、キャンプクリア速度とレーン戦の耐久力を少しだけ低下させることにしました。
レベルアップごとの物理防御と攻撃力が低下。
パッチ11.8の強化により、トップレーンのムンドは再び、そしてこれまで以上にスポットライトを浴びることとなりました。彼は終盤になると止めようがない状態になり、その紫色の肌にキズをつけるのは不可能だとすら思えてくるほどです。そこでそのタンク性能と圧倒的なポテンシャルを低下させ、対戦相手側もその分厚い体力を大きく削っていけるようにしました。
Wの増加防御力が減少、ユニットのキル数の上限が増加。
とくに難しい条件を必要とせずにWのスタックを貯められることから、ガレンは筋肉モリモリになっているようです。ミシックアイテム購入後のパワー上昇曲線がもっとゆるやかになるよう、彼のタンク性能の急激な上昇を抑えることにしました。
Eの基本ダメージが高スキルレベルで減少。
グラガスはプロレベルのスキル帯で大きな脅威となっており、ジャングル、サポート、ミッドにおいて酒を浴びるように飲んでいます。そこでレーン戦において不可欠なスキルのパワーを低下させることにしました。
基本物理防御が減少、レベルアップごとの物理防御が増加。Qのスタックごとのダメージ増幅量が減少、増加攻撃力に合わせて上昇するように。Wが与ダメージで体力を回復するようになり、攻撃力が反映されるように。Eのダメージが減少。
ヘカリムは未だにメタを全速力で駆け回っており、ほかのチャンピオンよりも高いバン率を誇っています。また、バンされずに使用されたとしても、ビルドはほぼほぼフルタンクに限定されています。この2つの問題を解決するため、瞬間火力と序盤の耐久力を低下させることにしました。また、お馴染みとなっているムキムキ野生馬ビルドよりも、ダメージ重視ビルドが優位になるようにもしています。
Wのロケットの初弾ダメージが高スキルレベルで低下。
ハイマーディンガーは上位のスキルレベル帯において、トップ、ミッド、ボットレーンで強すぎる状態にあります。そこで少し弱体化することにしました。
Qのクリティカルのバグ修正。
ジンクスの「フィッシュボーン」は意図していたよりも遥かに多くの範囲ダメージを与えていました。これはバグ修正なのですが、大幅なダメージ低下となるためここで触れておくことにしました。
Qのダーキンのダメージ増加割合が上昇。
“ダーキン”のケインが“影の暗殺者”のケインの影に隠れているようなので、そちら側のケインも日の目を見られるようにしました。
Qのクールダウンが短縮、基本ダメージが高スキルレベルで増加。
キンドレッドはジャングルで苦戦続きなため、中盤のパワースパイクを強化することにしました。
Qの防御力低下割合が上昇。Eのコストが減少。
コグ=マウはボットレーンよりも繭の中にいることの方が多くなっているため、再びノリノリになれるよう粘液の回数を増やしてやることにしました。さらに、彼の行く手を阻む……いえ、彼の唾液を吸い込んでしまう相手を倒しやすくなるような手助けも行っています。
Wのクールダウンが短縮、味方に使用した際の増加攻撃速度が低スキルレベルで増加。
「W – イタズラ」を強化することで、ルルの序盤のパワーを少し高めました。
Wの非エピックモンスターに対するダメージが低下。
モルガナが新たなジャングラーとして活躍している点は素晴らしいのですが、パッチ11.8での強化によって想定以上に強くなってしまっているため、一部を元に戻すことにしました。
固有スキルの「オーバーヒート!」の通常攻撃時効果の追加ダメージが低下。
ランブルはとくに耐久力の低い近接攻撃チャンピオンを標的にしてミッドレーンでヒートアップしているため、信頼性の高いダメージソースを弱体化することで、相手側がクールダウンできるだけの時間を与えたいと考えました。
Wのダメージ反映率が上昇。Rのダメージ反映率が上昇。
パッチ10.18にて行われたダメージビルドのメリットを高める調整によってフルタンクビルドの効果が低下したことで、セトはミッド、ジャングル、サポートにおいてプレッシャーが低下してしまいました。ほとんどのポジションで活躍できていないため、より多くのダメージを与えられるよう調整しました。
Rのシールド量が低下、増加体力が反映されるように。
基本値と形ばかりの魔力反映率しかないシェンのアルティメットスキルはシールドというよりもまるで泡のようであり、終盤戦で耐久力の低い味方を守るには頼りなさすぎると言えるでしょう。新たな種類の反映率を追加することでスケーリングを改善し、終盤戦で味方を守るパワーを増加させました。
Qのコストが高スキルレベルで減少。マスター・イーとのインタラクションをアップデート。
輝くクリスタルの騎士のマナ負担を軽減しました。
Eのスロウ効果が低スキルレベルで増加。
パッチ8.18における柱のスロウ効果の弱体化は、トランドルのギャンク&ピックオフ能力にブレーキをかけ、10.2のフォローアップも効果はありませんでした。序盤のスロウ効果を強化すれば、より効果的に相手の行動範囲を制限できるようになるはずです。
Qのクールダウンが高スキルレベルで延長。
前回の強化により、ブラッドミアは終盤に向けてのスケーリング能力を取り戻しました──が、少々やり過ぎてしまったかもしれません。丁度いいバランスになるよう、パッチ11.8で行った調整の一部を元に戻すことにしました。
Qの魔力反映率が増加。Wの基本ダメージおよび強化時の基本ダメージが高スキルレベルで増加。
LoLを代表するレーザースナイパーは混乱状態にあり、ミッドレーナーというよりもサポートとして大暴れしています。チャンピオンレベルとゴールドによるスケーリングのメリットが大きくなるよう再調整すれば、ミッドゼラスの活躍が高まることでしょう。
「デッド マン プレート」はタンク、ファイター、ジャガーノートと幅広いチャンピオンたちから2個目のアイテムとして圧倒的な人気を誇っています。機動性を高めるというユニークな自動効果を強調するため、防御ステータスを低下させることにしました。
「ムーンストーン」はパッチ11.8の調整によってほかのサポートアイテムよりも弱くなってしまったため、基本回復量の一部を元に戻しました。これで回復効果とシールド効果を組み合わせた際の満足感も高まることでしょう。
特定のキットで想定よりも使用難易度が高くなっていたことから、「プローラー クロウ」の発動効果における対象指定の仕組みを調整し、猶予を持たせて使いやすくしました。実際の射程が伸びているわけではありませんが、コンボ中に少し離れた場所をクリックしてしまった場合でも、“クリックしようとしていたと思われる対象”を狙うようになっています。
その昔、もっと明るく晴れた時代──言うなればもっと“サンファイア”な時代がありました。しかし、そこに“ケミタンク”が現れて、歯向かう者すべてを駆逐してしまいました。そこで再び炎を取り戻すため、“イージス”が敵を溶かすのを手助けすることにしました。
「ターボ ケミタンク」を搭載したジャングラーは、マップの反対側から駆け付けてエンゲージやギャンクを行えるようになっているため、少し手綱を引くことにしました。
とてもニッチなアイテムである「ウィッツ エンド」は、最適な状況で利用したとしてもパンチに欠けていると言えます。ビルドパスを調整してダメージを追加すれば全体的にパワフルになり、より多くのチャンピオンにとって魅力が増すことでしょう。
Clashは続きます! 開催日程は以下のとおりです。
今回のパッチで、以下のスキンがリリースされます。