カウボーイとカウガールの皆さん、イーーハーー! パッチ14.6で荒野に向かいましょう!
今週ははぐれてしまった家畜を一斉に柵のなかへと追い込んでいます──チョ=ガスやサイオンなど、トップレーンで砦を守っているスケーリングタンクたちに強化を施しつつ、スモルダーやカルマなど、ワイルドに暴れまわっているチャンピオンの手綱は引いて、その暴走を抑えます。そしてもう一つ、“巨大なタンクミッドレーナー”という夢を実現させるため、ガリオのアップデートも行います! アイテムに関しては、クリティカル系マークスマンに強化という名の投げ縄を放ってその攻撃力を高め、エピックティアにおけるアイテム全体の公平性を高める調整も行っています。
まだ終わりではありませんので、鞍から降りないでください。ほかにもランダムミッドのバランス調整や、降格時のLPの調整、リプレイの内部的な変更のお知らせ、DirectXサポートのアップデート、さらには皆さんの目のご馳走となる、荒野シリーズの新たなスキンもご紹介しています。それでは馬に跨り、パッチノートを始めましょう!
また、今月末のクイックプレイには目を光らせておいてください──何か愉快なことが起きていたらお伝えください。
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今後数パッチのいずれかのタイミングで、リーグ・オブ・レジェンドおよびチームファイト タクティクスにおいてDirectX 9を手動で選択する機能が削除される予定です。ゲームの安定性とパフォーマンスを維持するため、多くのプレイヤーが利用していない古いハードウェアやソフトウェアへの対応を終了させる必要があります。現在もDirectX 9を利用している場合、このサポートが削除された時点で、クライアント内でこのオプションが自動的にオフになります。ハードウェアが理由でこのオプションを利用している場合は、削除後もプレイを続けられるよう、この変更が行われる前に対策しておくことを推奨します。
LPシステムへのアップデートを継続し、昇格が以前よりも容易になったことを受けて、降格時に設定されるLPにも調整を行います。現状では降格時の猶予が少し大きすぎるため、一部のプレイヤーが実際のスキルレベルよりも上のランクでプレイしており、LP獲得量がマイナスになっています。この問題に対処するために、降格時の初期LPを75から50に低引き下げ、降格をより意味のあるものにしました。
振り分け戦や昇格などの詳細については、こちらのサポート記事をご覧ください。
このパッチでは新たなボットAIテクノロジーが導入されます!AI戦:入門、初級、中級のキューに加えて、新たなボットはジャングリングやオブジェクト確保、ギャンクといった新たなスキルを学習しています。私たちの主たる目標は、この新たなAIの導入で、新規プレイヤーが学び、成長できるような場所を提供すること。そして経験豊かなプレイヤーにストレスの低い、楽しめるモードを提供することです。最終的には、サモナーズリフトの通常の試合で起きるゲームプレイに近い体験を作り上げることを目指しているので、AIがまさにそれを達成してくれることを切望しています!
新たなボットAIの開発の詳細については、以下の開発ブログをご覧ください:
Qでワードに飛びつけるように。Wの増加攻撃速度と体力回復量が低下。Rのダメージが低下。
ブライアーは現状、高スキル帯では居場所を見つけられずに苦戦しているものの、低スキル帯では他を圧倒しているようです。そこで低スキルレベルを対象とした弱体化を行いつつ、リー・シンのコスプレをしてインセクを決めたい高スキルのプレイヤーにはご褒美を与えることにしました。
Wのクールダウンが短縮。Eのダメージが増加。
チョ=ガスはトップであまり活躍できていないようなので、このヴォイドの怪物がもう少し怪物らしくなれるように手助けします。とくにWの序盤のクールダウンとEのダメージを強化することで、レーン戦におけるダメージトレードとウェーブクリアのパワーを向上させました。
攻撃速度反映率が上昇、レベルアップごとの攻撃速度が低下。固有スキルの増加攻撃速度が低下、スケーリングを調整、強化時の攻撃速度増加時間を延長。
今シーズン、ダイアナはミッドレーンのアサシンとしては活躍できているものの、ジャングルダイアナは通常攻撃がメインとなる必要性から苦戦を強いられているようです。このパッチでは、瞬間火力はあまり高めないようにしながら、継続戦闘系ビルドとのシナジー効果を高めています。
固有スキルに大幅な調整を実施。Qのダメージが低下、クールダウンが短縮。Wのダメージが低下、ダメージ軽減率を調整。Eのダメージが低下、チャンピオン以外に対するダメージが増加。
このパッチでは、ガリオの戦闘時のダメージの一貫性および「ロッド オブ エイジス」や「リフトメーカー」などの耐久力系APアイテムとのシナジー効果を高めるために、複数の調整を行います。最大の変更点は、ガリオがそのポテンシャルを最大限発揮できるよう、近接攻撃射程内に長く留まることを要求するため、試合を通じて固有スキルの発動頻度を増加させたことにあります(ただし、相殺する形でダメージを低下させました)。これらの変更は固有スキルを頻繁に活用するメリットを高めるものなので、それが利用可能な状態での操作感を高めるために攻撃速度も増加させています。
2つ目に大きな変更点は、Wの新たな体力反映率です──これにより、APアイテムや体力アイテムを購入する意義が高まるでしょう。ほかの変更はタンクガリオが強くなり過ぎないようにするためのもので、高い魔力反映率は維持しながら、基本ダメージを低下させています。最後に、固有スキルの基本ダメージが弱体化されることで、ウェーブクリア性能に影響が出ることが予想されるため、Eのウェーブクリアを強化してもいます。
基本体力が減少。Qのマナコストが上昇。
グラガスは現状、とくに高スキル帯のソロキューで強すぎる状態にあるため、このスキル帯を対象とした弱体化を行います。かなり高くなっている基本体力を低下させれば、固有スキルのパワー低下も相まって試合の序盤の脆弱性が高まり、対面相手が彼を倒せるチャンスを拡大できるはずです。また、アイテム購入前にQを連打できる頻度を減らすため、Qのマナコストにも弱体化を行いました。
レベルアップごとのマナが低下、レベルアップごとのマナ自動回復が増加。固有スキルのクールダウン短縮量が減少。Qのマナコストが上昇。Rのクールダウンが延長、E+Rのシールド量が増加。
現在、カルマはそれなりに強力なサポートとなっていますが、ミッドレーナーとしては圧倒的で、試合の中盤には対面相手が何もできなくなってしまっています。「R - マントラ」は使用タイミングをよく考え、最適な状況で使用する必要があるべきです。しかし、アルティメットスキルヘイストに簡単にアクセスできるようになったことで、「R - マントラ」をあまりにも頻繁に使用できてしまい、その戦略的選択の価値が失われてしまっています。この問題に対処するためにいくつか弱体化を施していますが、現在のパワーレベルを維持するため、サポートカルマ向けの埋め合わせとしてマナ自動回復を増加させ、R+Eの「信念の抵抗」を強化しています。
ダーキンのQのダメージが増加、Qのアニメーションがアイテムの発動効果の利用を阻止するように。影の暗殺者のRのダメージが低下。
前回のパッチのおかげで、ラーストにとってファイターアイテムが最適だと感じられるようになりました。これに関してはミッション達成です! とはいえ、ケインの2つの形態のパワーレベルの差は依然として大きいため、影の暗殺者を弱体化してダーキンを少し強化することにしました。また、“Q中にアイテムを発動できる能力”に注目して弱体化を行っています──というのも、これらのアイテムはほかのスキルの中に隠れるのではなく、独自の詠唱時間を持つことが意図されているからです。
Eのクールダウンが短縮。
オーンは少し悲しい状態にありますが、一部のデータが示唆するほど悪い状態ではなく、経験豊富なオーンプレイヤーは「E - 灼熱の突撃」を2番目に最大化し、試合の中盤にこのスキルのクールダウンを短縮するという最適化を行っています。EとQを2番目に最大化する際のパワーレベルをもう少し近づけたいので、Eの最大化で手に入るパワーの一部を試合序盤の強化としてオーン使い全員に無料で提供し、Qを2番目に最大化し続けるプレイヤーには試合終盤の強化を提供することにしました。
Wのバグ修正。RのQoLの変更とバグ修正。
「W - 潜伏」がサークル内の全員に常にダメージを与えるよう変更を行った際に、実際の射程にかかわらず、常に通常攻撃の対象を攻撃する能力を間違って削除してしまいました。このパッチでその機能を回復するとともに、非常に限定的な状況でRが詠唱できなくなっていた別の不具合も修正しています。
固有スキルの「霧の亡霊」の発生率が低下。
セナはほとんどのプレイヤーにとってはサポートとして適切な強さを示していると考えていますが、ファーミングボットレーナーとしては現状、あまりにも強すぎる状態にあります。前回のパッチで彼女の両方のメインポジションに弱体化を行いましたが、今回はとくにボットレーンキャリーとしてのパワーを低下させることにしました。
固有スキルのクールダウンを調整
シェンは1v1のポテンシャルが高い独特なタンクであり、我々としては今後もその強さを維持できるようにしたいと考えています。そこで、このパッチではダメージトレード性能を高めて試合中盤における単独の戦闘力を強化するため、固有スキルのクールダウン短縮のスケーリングに調整を行いました。
Qのダメージが増加。Wのシールド量が増加。
サイオンはすべてのシステムが「心の鋼」を中心に構成されていたため、そのアイテムとの固い絆を失って以来、スケーリングとダメージと実質的な体力が大幅に低下してしまっていました。このパッチでは、スケーリングタンクとしての栄光の日々を取り戻し、彼が良いパフォーマンスを出した試合においてちゃんと輝けるようにしました。
Qのとどめを刺す体力境界値が低下、条件を調整。Wの幅が減少。Eの増加移動速度が減少。
スモルダーは体こそ小さいものの、スタックでスケーリングしてゆくその夢の大きさは、対面相手にとっては避けがたい悪夢のように感じられてしまっているようです。長期的には彼が問題になるとは思っていませんが、現在の彼のスキルセットにはフラストレーションを感じる部分や強すぎる部分がいくつか存在するので、このパッチで対処を行うことにしました。1つ目に、低体力の敵にとどめを刺す能力のスタックに応じたスケーリングが強すぎるため、6.5%を上限にします。2つ目に、Eで得られる安全性とWのビジュアルと一致していないヒットボックスは相手にした際に大きなフラストレーションになっており、またこれらはスケーリングを容易にする可能性があるので、この2つを弱体化して対戦相手から見たスモルダーの試合序盤の弱点をもっと分かりやすくします。
レベルアップごとの攻撃速度が上昇。
トリンダメアはパッチ14.4の「リーサルテンポ」の弱体化でパワーを失っているため、レベル1のオールインを強化しないようなやり方で、そのパワーの一部を取り戻させます。このパッチでは、メインとなるルーンが弱体化されたことへの埋め合わせとして、レベルアップごとの攻撃速度増加量を増やしました(彼にはもともと、このような付随的な弱体化を受ける余裕はありませんでした)。
Qの移動速度増加量が減少。Rのクールダウンが延長。
最近の強化により、現在のボリベアジャングルは強すぎる状態となっていることから、このパッチでは少し弱体化を行うことにしました。Qの増加移動速度とRのクールダウンの強化の一部を元に戻しますが、全体としては以前よりも十分に強さが感じられるようにしたいと考えています。
現在、クリティカル系マークスマンは全体的にかなり悲しい状態となっているので、このサブクラス全体をパワーアップさせたいと思います。そこで、高価なダメージ増幅アイテムやタンクバスターという特定の強みを強化することで、試合で早めにピークを迎えるほかのマークスマンとの戦略的な違いを際立たせています。
ジャングラーとサポートの序盤のドラン系アイテム
このパッチでは、「ドラン ブレード」、「ドラン リング」、「ドラン シールド」、「ワールド アトラス」、「ルーニック コンパス」、ジャングルタマゴといった“初期”アイテムに関するルールにアップデートを行います。上記の初期アイテムを1個所有すると、他のアイテムを購入できなくなります。これによって、「ドラン ブレード」か「ドラン リング」で開始するサポートは、先にドラン系アイテムを売却しなければサポートクエストアイテムを購入できなくなり、ジャングラーはペットの進化を完了させるまで序盤のドラン系アイテムを購入できなくなります。この修正の目的は、本来はレーンにいることが想定されていないために、相手に2v1や3v1を仕掛けやすいほかのポジション、すなわちジャングルとサポートに対して、レーナーが試合の序盤の影響力を得られるような、限定的なツールとしての立ち位置をドラン系のアイテムに付与し続けるためです。詳細については以下のサポートアイテムの変更内容をお読みください。
サポートの初期ゴールド
今シーズンのサポートは、アイテム2個(「ザズ=ザクのレルムスパイク」と「ライアンドリーの仮面」など)のパワースパイクへと非常に早く到達できるために、そのパワーが大幅に増加しています。このパッチでは、サポートアイテムで得られるゴールドを低下させることで“2個目”のアイテムの購入を遅らせる一方で、今後もワード設置とクエスト完了のタイミングは同時となるようにしました。
また、PvPにも弱体化を行い、とくに遠隔チャンピオンのPvPゴールドをほかのソースよりも少し多めに低下させます。これらの変更は、クエスト完了手段としてのロームを少し弱体化させ、また“通常、遠隔チャンピオンは近接チャンピオンよりもクエストの完了が10~15秒早い”ため、その差を少なくするためのものになります。
そして、「至点のソリ」にはさらなる直接的な弱体化を行っています。前回のパッチで、そのパワーレベルは私たちが求めるレベルにかなり近づいたのですが、適切なパワーレベルにするためにはあと少しだけ弱体化が必要なようです。
エピックアイテム
このパッチでは、いくつかの狙いを持ってエピックアイテム全体に調整を行います。最初に、1回のギャンクや1回のキルだけでレーンが“終わった”と感じられる回数を減らしたいと考えました。ゴールド差および経験値の差の価値はなくなりませんが、その利点に対して強すぎる序盤のアイテムスパイクを組み合わせる必要はないでしょう。レジェンダリーアイテムのパワーは維持し、そのアイテムスパイクを待たなければ、相手に対して大きなリードを築くことができないようにします。2つ目に、「セレイテッド ダーク」などの素材アイテムが簡単に購入できるため、「B.F.ソード」や「ムダニ デカイ ロッド」などの高価な素材アイテムのために1300ゴールドを持っていたとしても、それらの購入が最適解にならないことが多くなっていました。これらの高価な素材アイテムがより購入しにくくなれば、それを購入できた際のメリットも大きくなるでしょう。
また、「グレイシャル バックラー」と「スチール シジル」のビルドパスを整理し、「スペクター カウル」はその完成レジェンダリーアイテムが自動効果「霊体」の代わりにシンプルに体力自動回復を増加させるようになるなど、ちょっとしたクリーンアップの調整も行っています。
ヴォイドグラブ
このパッチでは、ヴォイドグラブが獲得するシールドバフを体力回復効果に変更します。これは表示されるヴォイドグラブの体力量にシールドが反映されていないことが原因となる、スマイトするタイミングの混乱を排除するためのものです。以前とほぼ同じように機能するので、ジャングラーにとってはヴォイドグラブのバフを獲得する際、スマイトのタイミングを図るのに役立つことでしょう。
このパッチでは、いくつかシンプルな与ダメージと被ダメージの調整を行いますが、同時にジグスには新たな試みを行うことにしました。ランダムミッドのジグスに対して行われた、一律20%のダメージ軽減効果にフラストレーションを感じているプレイヤーもいますが、我々としては彼があっという間に試合に勝利してしまわないよう、ジグスの全体的なパワーレベルに関しては慎重になりたいのです。このパッチでは彼のダメージの一部を復活させますが、彼が建造物に与えるダメージを低下させることで、彼が強くなり過ぎないようにしました。ぜひ感想をお聞かせください!
また、私たちがスモルダーを注視しているのは間違いないのですが、このパッチで彼に弱体化が施されることから、弱体化しすぎることがないよう、ランダムミッドにおけるこれらの変更の影響が落ち着くのを待つことにしました。
次のランダムミッドのClashトーナメントは今週末開幕です!
不明な点がある場合や2024年のClashの詳細スケジュールを探している場合は、ClashのFAQサポートページをご覧ください。
このパッチより、リプレイシステムにいくつかアップデートを行います。プレイヤー側ではとくに違いが感じられないとは思いますが、これによって内部的な改善が行いやすくなります。このアップデートによって、このパッチ期間中に保存されたリプレイが通常よりも早く削除されますが、アップデートが適用されるとすぐに、通常どおりにリプレイが最大14日間保存されるようになります。
この変更は1~2地域ごとに段階的に導入されますので、以下のリストで事前にリプレイを保存しておくべき日付を確認しておいてください。
ミシックショップのローテーションに、再度大幅なアップデートがやってきます。今年のこれまでのパッチノートと同様に、これから3カ月間のミシックショップのローテーションを以下にまとめています。