バランス枠組みの微調整、ジャングルのチャンピオンプール、ソラカとアフェリオスの今後、アイテム調整予定(サンファイアケープ、ストップウォッチ)について、Scruffyがお話しします。
※この記事は2020年2月7日(太平洋標準時)にNAボードに投稿されたポストの翻訳です。
やあ皆さん。今回もScruffyがゲームプレイの方向性と今後の変更について、いろいろお話しします。
「チャンピオンバランスのフレームワーク」の微調整
私たちは1年以上をかけて、バランスフレームワーク(枠組み)の標準化を行い、その後もそのフレームワークの調整と改善を続けています。小さいながらもうまくいけば有意義な成果を得られそうないくつかの変更をサモナーズリフトチームは今年に入ってからテストし続けており、それらは今後使われていくことになるでしょう。
ノーマル層のプレイ(アイアン~ゴールド)
ノーマル層とハイスキル層の両方について、2019年という1年全体を振り返ってみると、ナーフ(弱体化)よりもバフ(強化)が多い傾向にあったため、OP(強すぎ)のラインを狭めることにしました。ぴったり正しいバランスを見いだせたので、時間が経つと特定のチャンピオンが強くなったり弱くなったりする、ということはなくなります。
ハイスキル層のプレイ(プラチナ~マスター)
エリート層(グランドマスター~チャレンジャー)
プロプレイ
ジャングルのチャンピオンプールをもっと広く
今年のプレシーズンの変更結果を調査しフォローアップを行うなかで、私たちはこれまでまったく解決できたことのない問題に打ちのめされました - LoLの歴史を通して、ジャングルが他の4ロールと比べて強かろうと弱かろうと、低ELOプレイヤーの中ではこのロールの人気は常に最下位であるという問題です。長期視点ではさまざまな変更が必要でしょうが、ひとまずジャングルの魅力を改善するための変更を行いたいと思います。10.4では、ジャングル運用が可能になったらみんなが喜ぶチャンピオンを、ジャングルのプールに数体追加します。これらのチャンピオンたちについては、ジャングル周回能力の改善のみをバフとして施し、レーンでの運用は全く変わらないようにします。現在の変更対象チャンピオンは以下です(すべての変更が本実装されるとは限りません)。
ソロレーンでのソラカ
非常に質の低いゲームプレイ体験をもたらしつつ、ソロレーンを席巻するピックとならないよう、ソラカに対するナーフの作業を現在行っています。Qを使う自己回復のプレイパターンは、遠隔チャンピオンに対して中程度の信頼性がありつつもリスクのあるパターンとしてデザインされましたが、近接チャンピオンとの1v1ではリスクの低い行動であり、相手にとっては非常に回避が難しい攻撃になっています。
アフェリオスへのさらなるフォローアップ
アフェリオスを敵に回してプレイする際のわかりやすさを改善すべく、10.4ではさらなる変更をいくつか行います。これにより、アフェリオスの総合的なバランスを改善していきます。
サンファイアケープの改良
現在のサンファイアは少し弱いアイテムですので、試合終盤でのタンクの体験を改善するためにバフを行えると考えています。与ダメージ重視のチャンピオンクラスはアイテムを持つことで速く、容易にファームできるようになりますが、タンクは複数のアイテムを積んだ後でさえファームに苦労しています。現在テスト中の変更を以下に書きます。
ストップウォッチ
現在、一般的な試合でストップウォッチを使うチャンピオンの幅が広すぎると考えています。これはチャンピオンごとの強さに差がない(同質である)ように感じられてしまう原因になるだけでなく、混戦のなかでバーストダメージを無効化することばかりが横行しかねません。今後のパッチで、ストップウォッチの存在感を変えたり減らしたりする方法を探っていきます。
Scruffy