パーティーピーポーの皆さん、こんにちは!
ミッドセット途中で入った小型ミッドセット規模の変更が一定の落ち着きを見せた今回のパッチは、猛威を振るっている構成を下方修正しつつ、不遇な構成にはチャンピオンに対する変更を通じたテコ入れを実施。本パッチは「TFT:Fates Championship」予選イベントの大半がプレイされるパッチとなるため、全体的にやや保守的な調整となっています(前回のパッチのような大幅変更にならないよう努めたつもりです)。読み足りないなあと感じた方は先日リリースした Bパッチ のパッチノートも併せてご覧ください。
今回の変更により、TFTで使用されるデバフのほぼ全てが共通システムに組み込まれます。これによりデバフを受けているチャンピオンに同一種のデバフ(物理防御低下など)を重ねて与えた場合、効果が一番高いものが効果時間の最後まで適用されるようになります。効果が一番高いデバフの終了時に効果の弱い同種デバフの効果時間が残っている場合は、その差分だけ弱いほうのデバフが適用されます。
この変更を導入するに至った理由のひとつは特定のチャンピオン/アイテムの組み合わせが敵チャンピオンの物理防御や攻撃速度などを-100%にする状況を防ぐためです。同時にプレイヤーの皆さんがTFTの(かなり高速な)ゲーム速度の中で各種デバフを把握する役にも立つと見込んでいます。そして将来的に使い続けられる共通デバフシステムを構築することは、新たなチャンピオンのスキルを開発していく際にも有用であり…<セット5のネタバレとなるため削除>。
前パッチで選ばれし者の出現率を上げましたが、その結果としてレベル7でティア4チャンピオンの選ばれし者を入手できる頻度が高くなりすぎていました。レベル7時点でのティア4選ばれし者はリロールをかなり重ねた場合に出てくるべきものなので、出現率が意図した通りになるよう調整しています。
堅牢すぎてOP(強すぎ)だった特性を下方修正したほか、「比較的」OPだった特性にもナーフ(弱体化)を加えました。とはいえ、それほど大規模なナーフではありません。
ダイアナは毎回登場していますが、これはきっと月の満ち欠けを表現しているんでしょう。その他のティア1ユニットにも若干のバフが入っていますが、これは不遇な構成の戦力底上げを意図したものです。
ルルのスキル発動マナ低下で「おおきくなぁれ!」がより高頻度に。
ベイガーのスキルダメージを増加し、キャリーとしての存在感を向上。
オレリオン・ソルに対する変更はメイジ特性でスキル2発目を「撃つ前」にトラップクロウの効果が発動するようにするためのものです。それ以外の点では実質的にほぼ変更ありません。トラップクロウがようやくトラップ(罠)としての役割を果たすようになった、というべきでしょうか。この他にはモルガナのスキル説明文に現在は発生しない魔法防御減少の表記があったため修正。また、セジュアニは大抵の構成に組み込める状態にあったため、スタンの効果時間に若干のナーフを加えました。
サミーラはデスブレードを装備させるとモンスターに化けますが、それなしでは存在感を出せませんでした。今回の変更はサミーラ向けアイテム選択肢の多様化とアイテムなし状態での火力底上げを目指すものです。
最初の2点は前パッチでリリースされたものですが、「アレうざかったよなあ」と思い出してもらうために再掲します。ドラフトラウンド(通称「回転寿司」)中のショップ無効化は当初本パッチでの修正を予定していましたが、既に11.4Bにてリリース済みです。エンジニアの一人がランク戦で不要なユニットを誤購入したのが原因でしょう(冗談です)。