ドラゴンランドの探索者の皆さん、新しいパッチノートのお時間ですよ!
パッチ12.12では様々な変更が「発見」されましたが、これらは主に過剰な活躍を見せているユニットのバランス調整(不遇なユニットへのバフも少しだけ含まれます)、ティア1チャンピオンの戦力下方修正、各種特性/ユニットの耐久力低下を通じた戦闘の高速化の3種類に分類されます。
どうも、またお会いしましたね!
現在のメタはごく一部の構成が圧倒的な強さを見せる「トップ偏重」状態にあります。しかし、次のパッチは7月13日(Riotの夏季休暇のためパッチ期間が長めになっています)とかなり先であるため、今回はトップ構成のバランス調整と特に不遇な状態にあるユニット/特性のバフを実施することにしました。なお今回は、普段よりも大きめのミッドパッチアップデートであるため、その影響度も通常のパッチと同程度になることが予想されます。
現状、「アストラルの魂」オーグメントは最低クラスの活躍しかできていません。全員を★3にするという目標がある以上、アストラル特性が+1されても浮いた1体を切ることができないため、戦略的な意味は生まれません。
「龍術師の心」はシルバーオーグメントとして強力すぎる状態にありました。かなり早い段階で龍術師(6)を発動させられるだけでなく、ジェイドやレイジウィングといった特性も同時発動させることで中盤戦を極めて有利に進められるためです。
現在はアサシンがジャンプするタイミングで各ユニットがゆっくりと移動を開始するため、キャリーを守るべく周囲を固めてもアサシンが隣にジャンプしてくることがありました。これは必ず発生するわけではありませんが、確実に防止するために修正を実施しています。
アストラルは強いはずの序盤戦ですら、信じられないほど弱い状態にあります。ユニットの★レベルを上げる行為は楽しいものであるべきですが、現在はその楽しさが損なわれています。原因は肝心のユニットが弱いこと(詳細は次の項をご覧ください)と、狙ったユニットが引けないことです。
龍術師(6)は中盤戦の圧倒的最強構成となっており、さらにキャリー役にもスウェイン、リー・シン、ボリベアと複数の選択肢が存在している状態です。早い段階で龍術師(6)を発動できると凄まじい体力と火力を兼ね備えたキャリーを作り出すことができるため、対戦相手は「この相手にどう対処するか」に忙殺され、自分の構成を考える時間を確保できません。これはプレイ体験を損なう状態です。なお祝福を受けた英雄の★レベルを上げた時のステータス上昇率も同時にバフされているため、育てたキャリーが終盤戦では全然活躍できないという状況にはならないはずです。
龍使い構成に組み込むと序盤戦随一のタフさを発揮しているタム・ケンチ。この構成は序盤に強いフェスティバル特性の固定ダメージを活かしつつノムジーまで召喚できるため、ずば抜けて強い状態にあります。
ドラゴンランドのブラッドミアはこのたび、名誉ある「もっと改善できるで賞」を受賞しました。というわけで鉄分不足の可愛そうなメイジにバフです。「鉄」壁とはいえないまでも、打たれ強くなりました。
キャバリエ界の花、リリアに多数の変更を実施。こちらはメイジ(とキャバリエ)の総合的ナーフとなっています。
オラフのナーフなし!?いえ、そんなことはありません。オラフはアサシン構成でのみ圧倒的な強さを示していたため、キヤナ、ダイアナ、そしてアサシン/スケールスコーン特性へのナーフを通じて調整しています。
今回ナーフ対象となったユニットには「構成や★レベルに関係なく起用できるほど強力だった」という共通点があります。今回の変更により「一番強いユニットだから構成に関係なく起用する」状態が、「それぞれのユニットに合った構成でキャリー役として活躍する」状態になることを願っています。
一方、サイ・フェンはこの項に並んでいるユニットたちとは真逆の問題を抱えており、特に★1では弱く、アイテムなしではさらに弱い状態でした。そこで今回は基本ステータスをバフし、ウィスパー構成がしっかり活躍できるようにしています。
「ドラゴンランド」で猛威を振るっているものといえば、ドラゴン級の巨大な爪、翼、そして体力ゲージです。そして膨大な体力を持つユニットが増えたことで、一部のアイテムが突出した強さを発揮していました。
最新パッチでは多数のナーフ、大型変更、ユニットが実施されましたが、そのうちのいくつかのバフが大きすぎたことが判明しました。
まずデイジャについて。最新パッチの変更はビジュアルの強化された巨大なスキル「突風」をメイン火力にすることを意図したものでした。しかし、「突風」のスキルダメージ自体は想定した強さになっていた一方で、「突風」ダメージを強化する装備(インフィニティ エッジとジュエル ガントレット)が同時に通常攻撃も大幅に強化していました。このため今回のミッドパッチアップデートでは、攻撃力と通常攻撃時の自動効果(魔法ダメージ)を低下させています。これで彼女がちょろっと風を起こせば敵がバタバタ倒れていくようなことはなくなるでしょう。
このほか、パッチ12.12で実施したレジェンド特性およびボリベアの「無慈悲の嵐」に対するバフを完全撤回しています。なお、攻撃速度のバフには変更ありません。
またバランス調整以外では、12.12のパッチノートでシェンに関する情報に誤りがあった箇所を2点修正しています。修正内容はマナナーフに関する数値の表記追加と、攻撃速度バフの削除です。この2点の詳細な修正内容については以下にも明示的に記載してあります。
宝物龍とステージ5-1のラウンド遷移を廃止したことで、ハイパーロールのプレイヤー(ハイパーローラたち)は当該ラウンドで獲得できていたXPを入手できなくなっていました。本件については、ハイパーロールのハイパーさを維持するためXPを付与するよう修正しています。
ふだん獲得するLPの量くらい大きな、大きな変更です。
ショッピング(宝物龍)のラウンドから次の準備ラウンドへの遷移がスムースでないため、ショップの自動リロールと宝物龍ラウンド~ステージ5-1間の遷移時に発生していたゴールド付与を廃止しました。廃止の理由は、自動リロールの発生タイミングが他のラウンドと大きく異なるため不意を突かれるような格好になってしまい、プレイヤーがショップのロック/ユニットの購入を忘れるケースが多くなっていた(あるい単に不自然なほど長いタイマーのようになっていた)ためです。またこれに合わせて、ステージ遷移時にゴールドが付与されないよう変更しています。
(龍のダジャレは我慢…龍のダジャレは我慢…龍のダジャレは我慢…)
前衛ユニットが筋骨龍々すぎて序盤~中盤の戦闘が長引きすぎていたため、多数の前衛ユニットに若干のナーフを実施し、戦闘ペースを高速化しています。
…我慢できませんでした。
トップクラスの活躍を見せている各種大規模特性に一定量のナーフ、最上位ティアボーナスが不遇状態の一部特性にバフを実施しています。
シマースケールについては、「当たり枠」と「ハズレ枠」の一部に調整を加え、特性としての安定感を改善しています。
多くのティア1ユニットが他のティアのユニットよりもコスト比でやや強すぎる状態にあったため、コストに合った強さになるようナーフを実施しています。この変更は大型変更・小型変更の両方に含まれます。
タム・ケンチのダメージ反射効果は内部クールダウンのしくみが分かりにくかったため、通常攻撃を3回受けた時にダメージを反射する効果に変更しました。これに伴いフェスティバル特性との相性も向上しています。この他、★3タム・ケンチがやや硬すぎたためシールド量を改めて下方修正しています。
ダイアナは強力なユニットでしたが、その強さの一因はバグに起因するものでした。今回の変更は彼女の強さに大きな影響を与えるため、以下に示すいくつかのバグを修正した上で予防的なナーフを実施しています。
オラフの基本攻撃力を10低下させました。これは基本ステータスの低下であるため★2、★3のステータスにも大きく影響します(基本ステータスは★2で180%、★3で320%に上昇するため)。このため今回の変更は★2で攻撃力-18、★3で攻撃力-32のナーフとなります。★1での低下量は少なく見えますが、オラフは一般的に★3を目指すタイプのユニットであるため、かなり大きなナーフとなるでしょう。
リー・シンは龍術師の祝福で圧倒的な体力を獲得し、被ダメージで獲得したマナでスキルを連発していました。しかし彼のスキルは強烈なCCであるため、今パッチではスキル発動頻度を低下させています。代わりにダメージはバフされているので、いざ発動した時の威力は満足いくものになっているでしょう。
タンク役メイジとして使用されているサイラスにリワークです。シールドの安定性が増したほか、シールド持続中のマナリーヴ効果射程が2マスに伸びており、タンクとしての有用度が上昇しています。
ボリベアは現状ほぼ特性要員となっているため、大型バフを実施しています。これでしっかり嵐を呼んでくれるでしょう。
敵チームの奥深くに飛び込み、キャリーからキャリーへと体操選手のように飛び回るタロン。でも刃物を持って走ってはいけないなんて幼稚園で教わることですよね。彼もそれを分かっていたのか(?)切れない刃を持って戦闘に臨んでいたようです。要約すると、タロンの「シャドウアサルト」にはバグがあり、刃の輪はメインターゲット以外にダメージを与えていませんでした(タロン構成はそれでもアサシン特性の強さを活かしてキャリーをなぎ倒していましたが)。そして今回はこのバグを修正したため予防的ナーフも同時に実施。既にエッジィさはドラゴンランド随一なので、ティア4キャリーとしての存在感は少し抑えてもらいます。
ドラゴンランドには攻撃速度系キャリーが多数存在するため、デイジャを正統派魔力系キャリーへ変更することにしました。そもそもミラージュ特性には既にヨネという攻撃速度系キャリーがいますからね。引き続き攻撃速度系キャリーとして運用することも可能ですが、最大マナが減少したためスキルを撃っている時間が長くなるでしょう。
巨大な体躯と紅蓮の炎が特徴的なシヴァーナ。しかし肝心の「フレイムブレス」を外しがちで、その強さはイメージ通りとは言い難い状態でした。今回の変更はそんな彼女の強さ・安定性をぐっと向上させるものです。★3シヴァーナで敵を焼き尽くすシーンが撮れたらぜひTFTのTwitterアカウントに自慢の動画をお寄せください!
戦闘が長引く展開が多く、そのためにユニットの通常攻撃回数が普段よりも増加していたため、デスブレードがもたらす攻撃力の価値が通常よりも高くなっていました。
「アセンション」オーグメントについては、ドラゴンランドでは戦闘が通常よりも長引く傾向にあったため安定的に発動できる状態が続いていました。
開発チームは「特別製」を特性が発動しないように工夫しながら構成を作っていく、試合の最後まで使い続けられる戦略にしたいと考えています。しかし最近は序盤を連勝進行するために使い、終盤戦では完全に無視するケースが見られるようになってきました。そこでオーグメントの効果がステージ数に応じて強化されるようにすることで、序盤の連勝を一層狙いやすくしつつ、終盤戦でも強力になるよう変更しています。
「ニコニコ」はバランスの取れた状態でしたがワクワク感に欠けていたため、序盤戦のワクワク感と影響度を高めるべく変更を施しています。
最後はクラウン/魂系のオーグメントで付与されるアイテムの変更です。これらは特に序盤に対象オーグメントを選びやすくすることを意図した変更となっています。
ふだん獲得するLPの量くらい小さな、小さな変更です。
アストラル特性は、派生的に発動させた構成(メイン特性のついでに発動させた構成)でこそ活躍しているものがありますが、アストラル(9)は超がつくほど不遇な状態にありました。しかし今回のパッチでアストラルの紋章が復活したため、アストラル(6)、あるいは(9)を発動した状態で好みのチャンピオンに紋章を装備させれば、アストラルショップを活用して★3を狙うことも容易になります。なお、アストラルの紋章はうまく活用した時のポテンシャルが極めて高いため、ドラフトラウンドでは出現しないようになっています。
戦闘ペースを高速化するための耐久性低下ナーフがレオナを直撃。自慢のシールドでも防ぎきれなかったようです。
スレッシュの投げ縄(?)スキルがロデオの達人級になりました。
ルルとヌヌに僅かなナーフです。
さすがのザヤもこのナーフは避けきれなかった様子。★2ではやや強すぎる程度でしたが、★3での暴れっぷりが特に凄まじかったためナーフ対象となりました。
計画を立てやすくしました。
ノムジー、少し食べ過ぎだったね。