※この記事は2019年5月15日(太平洋標準時)に NAボードに投稿されたポスト の翻訳です。
皆さん、こんにちは!
今回は、PBEでの検証を予定しているウーコンへの変更について詳しくお知らせします。ただし、その前に以下の注意点についてご確認ください。
ウーコンへの変更についての注意点は以上です。お読みくださっているほとんどの方にとっては面白くない内容だったと思いますが、こうした情報の共有は行っておくべきと考えた次第です。それでは、まずは今回の変更の目的についてお話しします。
以上が変更の背景の説明です——もっとも、ここまでは読まずにスキップしてきた方がほとんどかと思いますがが。念のために繰り返しておくと、以下の変更の各数値は必ずしもバランスの取れたものとはなっていません。これらはあくまで変更後のスキルの効果の方向性を示すためのものであり、実際の具体的な数値を反映したものではないという点にご注意ください。
パート1 強打 - NEW
ウーコンまたはその分身が敵チャンピオンにダメージを与えるたびに、その対象に「強打」スタックを1つ付与する。対象がウーコンや分身から受けるダメージは、「強打」スタック1つごとに4%増加する(最大スタック数は5)。
ビジュアルエフェクトは1スタック時には小さく、追加でスタックを付与するたびに徐々に大きくなる。
パート2 岩の皮膚 - 仕様変更
距離1400以内に3体以上の敵チャンピオンが見えている場合、ウーコンの物理防御および魔法防御が、20(+レベル×2)(+物理/魔法それぞれの増加防御値×0.2)上昇する。この効果は6秒間持続し、敵が周囲にいる場合には効果時間が更新される。現時点では、効果中はガーゴイル・ストーンプレートの発動時ビジュアルエフェクトが表示される。
変更の理由は?
現在のウーコンの固有スキルは、効果的かつアイテムビルドにも影響を及ぼす、機能性の高いものですが、使用感という点では低評価です。ただし、それが提供する集団戦における生存力自体は維持したいと考えました。新スキルは複数の効果を持つ固有スキルになっていますが、両効果の適用性を高めながらも、あらゆるシチュエーションで活用できてしまうようにすることなしに、満足感を向上させることを狙っています。防御面では、物理/魔法防御に反映率を追加することで、必要とあれば防御寄りのビルドもできるようにしています。攻撃面では、スキルセットに含まれるダメージ増幅効果をチーム支援型から個人強化型に寄せ、さらに自身または味方の魔法ダメージソースの使用感の向上を図っています。
(Q以外も含む)いずれかのスキルを使用後、次の通常攻撃の射程が125増加する自動効果を新たに追加。
10~130(+攻撃力×0.4)の追加物理ダメージではなく、20~100の追加魔法ダメージを与えるように。また、対象の物理防御を低下させるのではなく、20~60(+攻撃力×0.25)の体力を回復する(ミニオンに対しては回復量が半減)。
変更の理由は?
射程延長効果を利用できる頻度を上げることで、特にレーン戦での戦闘パターンのバラエティーを増やし、またその瞬間火力への依存性を下げたいと思います。またレーン戦での立ち回りも、サステイン能力によって多少改善されるはずです。ここでは、最低限の効力は誰でも引き出せるものの、特に他のスキルとの組み合わせを考えた場合に、射程延長効果を最大限に活かすのにコツがいるというスキルを目指しています。
作り出した分身が、消滅時に爆発して魔法ダメージを与えるのではなく、ウーコンの50%のダメージで周囲の敵を攻撃するように。
分身の持続時間が2.5~5.0秒に延長される(ウーコン自身のインビジブル効果の持続時間には変更なし)。
敵プレイヤーから見て、「W」での分身生成と「S (デフォルトのキー設定における移動停止用)」での移動停止の区別がつかないように。これにより、止まっただけであるにも関わらず、敵には「W」を使用したかのように見せることができるようになる。
W使用時のウーコンのダッシュ距離が100ユニットから200ユニットまで延長。
クールダウン時間が18~10秒から16~8秒に短縮。
分身出現時から始まっていたクールダウンが分身消滅時に始まるように。これはクールダウン短縮と組み合わせた場合に分身の利用可能頻度が高くなりすぎて、クールダウン短縮を積まないビルドのデメリットが大きくなりすぎるため。
変更の理由は?
テーマ性の強化を狙いとした、トリック要素の強化と分身への戦闘能力の付与を行います。延びたダッシュ距離はQの「通常攻撃の射程を伸ばす自動効果」との相性もいいはずです。分身のダメージもより試合に影響を及ぼすものになり、相手の裏をかく余地も増えるため、いろいろと小技も生まれるでしょう。
幻影がウーコンと同じ見た目をした、他のユニットのように干渉可能な分身に。これにより、敵はウーコンが対象に辿り着くまで、どちらが本物か判別できなくなる。また、分身は方向指定スキルを防ぐように。
攻撃力反映率を0.8から0.5へと変更
メイン対象周囲のサブ対象の検知範囲が拡大。
変更の理由は?
こちらも主にトリック要素の強化を目的とした変更ですが、同時によりチャンピオンを使い込みたいプレイヤー向けに、小技を生み出す余地を作っています。攻撃力反映率の低下は、攻撃力重視ビルドをせざるを得ないウーコンの現状を改善するとともに、他のスキルの強化の埋め合わせをするためのものです。
Rの使用中に別のスキルが使用可能に。Rの効果中に別のスキルを使うと、その時点で効果はキャンセルされる。基本的にはアルティメットスキルを早めに止めて、他のスキルに繋げやすくなる。
変更の理由は?
ウーコンのアルティメットスキルはプレイヤー間でも極めて好評で、何か大きな修正が必要な点もなく、変更の動機となるような、より良いアイデアや方向性の提案もありませんでした。結果、変更は使いやすさを向上するための細かい修正に止まることとなりました。多くのプレイヤーから要望のあったダメージ判定の頻度の向上も考慮しましたが、それをやってしまうと今まで以上に「ブラック・クリーバー」への依存度を高めることとなり、さらに新たな固有スキルと組み合わさると瞬間火力型チャンピオンに元通りとなってしまうため、取りやめました。ノックアップ効果に関しては、対象チェックの頻度はダメージ判定の頻度と比べて既に十分に高いため、使用感を向上する余地もありませんでした。
ウーコン使いの皆さん:
ウーコン相手に戦う皆さん: