皆さん、こんにちは!
いつもより軽めのパッチ6.16へようこそ。軽めとはいえ、ご心配なく──、皆さんのことを忘れていたわけではありません。サモナーズリフトの静けさは、皆さん(そして私たち)が待ち望んでいるWorld Championshipに向け、異常値を洗い出すための助けとなるはずです。しかし、静寂を得るには騒音を減らさなければなりません──つまり、騒々しいチャンピオンたちをナーフ(頻出単語ですのでもう覚えている方も多いと思いますが、弱体化という意味です)する必要がある、ということです。例えばソナはハイテンションなパーリィナイッを楽しんでいますが、そろそろボリュームを抑えてもいい頃合いでしょう。また、これまでの強化や弱体化によって明らかになった、“チャンピオンの個性をより明確化できる余地”へのフォローも行っています。過去に調整したチャンピオンたちをもう一度見直し、彼らの強み(強みだけです!)がしっかりと活きているかどうかを確認します。
そうそう、新チャンピオンのクレッドもいますよ。彼の強みは……、「あなたをブッ飛ばす」ことでしょうね。さあ、スカールに乗って勝利を目指しましょう!
それでは、幸運を祈ります! ああ、ひとつ覚えておいてください――。偉業を達成できるかどうかを決めるのは、ほんの少しの勇気です。
固有スキルの行動妨害耐性は、近くにいる敵の数ではなく、周囲の敵と味方の人数差に基づいて付与されるように。
体力で優位に立つ敵にはスタンを与え、多勢に囲まれてしまっても、行動妨害をはね除けることで反撃に転じられる──、イレリアは逆境でこそ力を発揮するチャンピオンであり、ゲームプレイにおいても「圧倒的不利な状況を覆す」ことに挑む楽しさがあるべきです。とはいえ、“圧倒的な数的不利に立たされながらもノクサス軍の侵攻を退けた”という彼女のイメージは、目下のところ固有スキルに上手く反映されているとは言えません。仲間に囲まれていても行動妨害耐性を発揮できるのでは、覆すべき不利な状況などなく、それが彼女を「集団戦で足止めしにくい」だけの存在にしてしまっているのです。そこで、彼女の固有スキルが敵と味方の人数差を勘定するように変更しました。なお、勘定に入る範囲も狭くしましたので、「遥か後方にいる味方のゼラスのせいで見せ場が台無しになる」といった心配は無用です!
「サンライト」を讃えよ。
ここ最近の変更によって固有スキル「サンライト」を付与できる手段が増えたレオナですが、その発動時にどれぐらいダメージを叩き出せたのかは、当のレオナ使いにはわかりにくくなっていました。そこに陽の光を当てることで、レオナ使いも自分の活躍ぶりが把握しやすくなるはずです。
Wのクールダウン短縮。増加攻撃速度が上昇。
以前ルルに手を加えたのは、ソロレーンでの彼女の安定性を抑制するためでした。その後の経過を見守ってきた結果、レーンフェーズでの動向には満足しているのですが、少々力を戻してあげてもよいとも感じています。“通常攻撃主体のキャリーを支援するエンチャンター(味方を強化する能力に秀でたサブクラスのことです。そのほかのサブクラスについてはこちら!)”という彼女のアイデンティティを強調するため、ルルとその仲間たちが、彼女のもたらすバフ(強化という意味です)のありがたみをもう少し頻繁に感じられるようにしたいと思います。
モルデカイザーが従える亡霊のAIを改善。
Rの衝撃波に巻き込まれたすべての対象にスタン効果を付与。
いたるところで混乱と行動妨害をまき散らしてやりたいというプレイヤーにとって、ノーチラスは定番のチャンピオンと言えるでしょう。ただ、今シーズン前半、高い基本ダメージによっていじめっ子として君臨していたノーチラスですが、その結果加えられたナーフにより、彼の迫力は鳴りを潜めてしまいました。そこで今回、ダメージに付随したパワーの低下を補填するため、彼の集団戦での範囲妨害能力を向上させたいと思います。熟練のノーチラス使いであれば、「爆雷発射」によって複数の対象を巧みに足止めし、これまで以上に恐ろしい混沌を巻き起こせることでしょう。
Eによる自身への増加移動速度が低下。初期ランクにおけるRのクールダウン短縮が低下。
最近の変更により、“高スケーリングな万能型サポート”というソナのアイデンティティが明確になりましたが、スケーリングがあまりにも早く始まりすぎるのは大きな問題です。もちろん、彼女の力はスケーリング──時間が経過するにつれて上昇──すべきではありますが、大切なポイントは“時間が経過するにつれて”のところでしょう。“試合後半でのスケーリング”がレベル6から始まるのでは、あまりにも早すぎるわけです。そこで、初期ランクの「クレッシェンド」を弱体化し、ソナがその力を発揮する試合後半となる前に、相手にも彼女を倒せるチャンスを与えたいと思います。
もっとも、ソナを倒すこと自体そもそも難しいことが判明しています。防御力こそ高くないかもしれませんが、非常に俊敏なせいで、彼女のミスに付け込むのは容易ではありません。というわけで、その華麗なステップについてもいくらか下方修正し、ソナが足並みを乱した場合、相手側がより自信を持って捉えられるようにしました。
Rの最高速度が低下し、代わりに最低速度が上昇。Rの速度低下の開始がより早く。“帰還”速度ボーナスは削除。
シーズン半ばの変更により、私たちは“ビクターがアルティメットの持続時間をフル活用するには、危険を伴う位置取り、もしくはチームからの支援が必要であるべきだ”という方針を打ち出しました。目下のところ、ある程度はその方針通りになっていますが、とはいえ「カオスストーム」が勝手に相手を追い詰めてしまうケースも相当数目撃されています。そこで今回、「カオスストーム」の移動速度を調節し、標的を捉え続けるためにはビクターがもう一歩前に出るか、もしくは何らかの行動妨害に頼らなくてはならないようにしました。
これらの変更は、前回のパッチにて行われた“戻ってくる「カオスストーム」”への弱体化をフォローするものです。というのも、前回の弱体化のあとですら、消極的な使い方をした際のリスクとリターンは吊り合っていなかったのです。
パッチ6.15において、選択したポジションに応じて待ち時間がどれだけ増減するかを表示する機能を実装しました。
待ち時間はプレイヤーがどのポジションを選択するかによって大きく変わります。そこで、ポジション選択画面に推定待ち時間を表示しました。これによりゲームを早く開始するか、メインポジションでのプレイを優先するかを選択できるようになりました。
パッチ6.16において、以下のスキンがリリースされます。