【プレイ&トーク Vol.1】ライアットゲームスのプレイヤー評価システムについて

Riot Thundercatによる

こちらの【プレイ&トーク】記事は、過去にコミュニティーボードに投稿された内容をアーカイブしたものです。コメントへの返答など一部終了している部分があります。


即時評価システムはどうやって悪質プレイヤーを判断してるの?
リフォームカードってなに?
どうやってプレイヤーの環境を良くしているの?

こんにちは、即時評価システムの稼働開始についてお知らせして以来、プレイヤーのみなさんから様々なフィードバックを頂きました。中でも「即時評価システムはどうやってプレイヤーを評価しているのか?」について特に多くの質問が寄せられていました。 私たちはみなさんに即時評価システムとそれに関連する機能の仕組みとコンセプトを知ってもらい、今後しっかりそれらについて話し合える環境を作っていきたいと考えています。

この記事は、プレイヤービヘイビア(振る舞いや行動規範のことを指します)とスポーツマンシップについて、私たちライアットジャパンがどのように考えているのかお伝えするシリーズの第1回目となります。今後のトピックではできるだけ細かい部分をお伝えする予定ですが、今回は比較的大枠の話から始めたいと思います。 シリーズはおおよそ月1回のペースで更新していきます。

それではさっそく始めましょう。まずは即時評価システムとリフォームカード(以前は「改善要望書」と呼んでいたのですが、あんまりいい名前ではなかったので変更しました。)について、それぞれがどのような仕組みなのかを説明したいと思います。

即時評価システム

即時評価システムってなに?

即時評価システムについての概要はこちらのプレイヤーサポートの記事をご覧ください。ここではさらに突っ込んだ内容についてお話しします。

即時評価システムとは、プレイヤーからのレポートを基に機械学習アルゴリズムを用いて「コミュニティが許容する行い」を定義するシステムです。このシステムによって、なにが「悪質な行為」や「スポーツマンシップに則っていない行為」であるかについて、ルールが定められています。

ここで重要なのはこの「ルール」が私たちライアットゲームスではなく、みなさんのコミュニティによって作られているという点です。つまり、国や地域が違えばコミュニティの「ルール」も変わるということです。どのコミュニティの「ルール」が良い・悪いということはありません。国や文化の違いを考慮した上で、適切な基準となるように設定されています。ライアットジャパンでは日々、レポート内容と日本コミュニティの「ルール」を照らし合わせ、基準が不適切なものとならないようにしています。ただ、差別発言とヘイトスピーチに関してはコミュニティ基準とは別にライアットゲームス独自の基準を設けることで、極端に悪質な行為を厳しく罰するようにしています。

コミュニティで定義された「スポーツマンシップに則っていない行為」や「不適切・悪質な行為」とはどのようなものなのでしょうか? たとえば、「gg ez」(「楽勝だったわw」、という意味です)とチャットで発言した対戦相手を、プレイヤーがレポートしたとします。まったく別の試合でも同じように「gg ez」に対するレポートが届き、レポート数が積み重なっていくとします。するとこの「gg ez」という発言は多くのプレイヤーに不快な思いをさせる「不適切・悪質な行為」としてシステムに認識され、そのようにコミュニティのルールに定義されていきます。

その他にも、試合中や試合後に「【プレイヤー名】をレポートして」という発言を行い、発言者自身がレポートされた場合、この「◯◯をレポートして」という発言する行為そのものが「不適切な行為」として定義されます。では実際に悪質なプレイヤーと遭遇してレポートしたい場合はどうすればいいのでしょうか? 答えは簡単です。まず/muteを使って試合に集中しましょう。そして試合が終わったら自分でちゃんとレポートするだけです。下のほうで詳しく書きますが、1試合ごとのレポート件数はペナルティを科されるかどうかの判断基準とはなりません。

どうしてレポートしないといけないの?

即時評価システムはレポートが無かったゲームでもチャットなどの行動を常時監視・分析しています。しかしながら、なにがコミュニティにとって「不適切」または「悪質」なのかを学習し、より正確に判断できるようになるためには、プレイヤーのみなさんからのレポートは不可欠なのです。

「即時評価システムが適切にコミュニティのルールを反映できているのか」という点については、先にもお答えしたようにライアットジャパンではレポートを日常的にチェックして、システムが正しく動いているように補完しています。レポートの方法についてはこちらをご覧ください。

レポートされると必ずペナルティを受けるの?

時折「即時評価システムはレポート数だけを見ている」といった意見を見かけますが、これは正しくありません。つまり、1試合の中でレポートされたのが1人からなのか3人からなのか、その人数でペナルティに関して判断が変わることはないのです。レポートは単一でも複数でも、「そのプレイヤーの試合内容がペナルティを科されるべきかどうか」という一点をシステムが判断する引き金となるだけです。プリメイドの4人から同時にレポートされたとしても、(注:あなたがなにも悪いことをしていなければ)ペナルティを受けることはありませんのでご安心ください。

それともう一点、こちらもよく勘違いされている方を見るのですが「1試合に集中してレポートを受けるとペナルティを受ける」ということはありませんのでご安心ください。誰にも調子の悪い日はありますし、偶然ボロボロに負けてしまったゲーム1回でペナルティを受けてしまっては、たまったものでありませんよね。ペナルティを課された人は総じて、複数回のゲームでくり返し同じような悪質行為をしてレポートを受けています。ただし、例外として差別発言とヘイトスピーチに関してライアットゲームスが別途定めているルールに反した場合、極端に悪質な行為をしたとみなされ、1試合でアカウント停止を受けることがあります。

くり返しとなりますが、レポートされただけではペナルティを受けることはありません。あなたの試合内容が、他のプレイヤーに不快な思いをさせていないものであれば、何回レポートされてもペナルティを受けませんのでご安心ください。

リフォームカード

リフォームカードってなに?

リフォームカードについての概要はこちらをご覧ください。ここでは即時評価システム同様、より詳しい内容についてお話します。 最初にお伝えすべき点は、多くの善良なプレイヤーのみなさんが、この「リフォームカード」を実際のクライアントで目にすることはまずないということです。リフォームカードを受け取ってしまった一部のプレイヤーがその機能と目的を誤解してしまっているようなので、この場を借りてその誤解を解くとともに、この機能についてオープンに話し合える機会を持ちたいと思います。

リフォームカードの目的は、該当のプレイヤーに最近の試合での不適切な行為を指摘し、これ以上のペナルティを受けないですむよう行動改善を促すことです。このカードに表示される内容はあくまでペナルティを科されるに至るまでの理由の一部であり、実際の判断は即時評価システムによって総合的に評価されたものです。またリフォームカードはチャットログを見せることに特化している機能ですが、だからといって必ずしも受け取った全員がチャットだけが原因でペナルティを受けているわけではありません。

リフォームカードはなにを表示しているの?


リフォームカードには、最近の試合で即時評価システムと他のプレイヤーのそれぞれから、悪質であると判断されたあなたのチャットログが表示されています。つまり表示されたリフォームカードに「gg ez」 という言葉があれば、あなたがその言葉についてどう思っていようが、コミュニティはその言葉を不適切である判断したということです。

その他にも、たとえば「みんな頑張ろう! やればできるよ!」と言いながら故意にフィードやタワーダイブをくり返す行為は、チャットログの内容に関わらず味方チームからレポートされる原因となるでしょう。同じ言葉を無意味にくり返すという行為だけでも、味方のプレイヤーを不愉快にさせる場合があります。その際は使われている言葉が本来どういう意味であれ、くり返し同じ言葉を使っているという行為自体がレポートされペナルティ対象となります。こういった行為をくり返し行うと、即時評価システムによってペナルティがくだされます。

即時評価システムは様々な要因を考慮した上でプレイヤーにペナルティを科す複雑なシステムです。リフォームカードはペナルティの理由となったチャットログのいくつかを表示することで、プレイヤーが自身の問題行動を省みることができるよう助ける役目を果たしています。もしリフォームカードの内容を見ても自分のどこが悪かったのかわからない場合は、コミュニティボードで他のプレイヤーの意見を聞いてみましょう。

なにも書いていないリフォームカードを見たことがあるんだけど?

いくつかの特殊なケースにおいて、リフォームカードがチャットログの無い試合の内容を表示してしまう場合が有りました。たとえば、レポートされたゲームのうちの1試合であなたが故意にAFKをしてゲーム放棄した場合などがそれに当たります。

現在この問題は修正されていますので、もしもおかしな表示のリフォームカードを受け取った場合はボード等でご連絡ください。なお、リフォームカードにチャットログが表示されない場合でも、即時評価システムの判断は正常に行われています。

今後について

今回は私たちライアットゲームスがどのようにプレイヤーにペナルティを科しているのか、即時評価システムの詳細とともに紹介しました。
今後月1回のペースで、私たちがプレイヤーに求めるスポーツマンシップについてと、行動規範を実現していくためのシステム及びコンセプトについて、引き続きお話ししていく予定です。


ボード新規カテゴリー設置について

本日、コミュニティボードに「プレイヤーの心得とスポーツマンシップ」というカテゴリーを追加しました。このカテゴリーでは、コミュニティが求める行動規範や、どういった行為が悪質な行為であるとされるべきかを、プレイヤーのみなさんの実際のチャット内容に基づいて議論できるよう、通常とは違った投稿ルールを設定しました。


最後に

今回行った即時評価システムの説明と新カテゴリー開設は、日本でより良いリーグ・オブ・レジェンドのプレイ体験を提供していく為のほんの足がかりに過ぎません。これを読んでいるみなさんも十分な答えが返ってきていないと感じていると思います。
次回は私たちがたびたび取り上げる言葉、「スポーツマンシップ」とはリーグ・オブ・レジェンドにおいてどういう意味を持っているのか、そして日本コミュニティが実際にどういった判断基準で良いプレイヤーと悪いプレイヤーを区別しているのかについて、お話しする予定です。


4 months ago