“参考写真”でスプラッシュアートを作成

bananaband1tによる

参考写真(リファレンスフォト)はあらゆるスプラッシュアートの陰の功労者です。アーティストのインスピレーションの源となりながらも、決して日の目を見ることはありませんでした…今日までは。

野獣を狩る者ドレイヴン

…これはなんですか?

Victor “3rdColossus” Maury:これは「野獣を狩る者」のスプラッシュアートを作成する際に私が撮った写真の一枚です。お気に入りのリファレンスフォトですね――彼のあの顔を見た時に、すぐにスプラッシュアートのイメージが浮かびました。すごくドレイヴンな感じだったんです。スプラッシュチームのアーティストは全員、こういう写真がいっぱい詰まったファイルを持っていますよ。

Joshua “HUGEnFAST” Smith:リファレンスフォトは、特定のものの見え方を把握するために使用します。Googleで検索すれば済む場合もありますが、ドレイヴンの顔の表情のように非常に独特なものは、なかなか参考になるものが見つからない場合もあります。そんな時は自分でやってみるんです。



すべてのスプラッシュで写真を撮るんですか?

HUGEnFAST:毎回ではありませんが、そうするべきでしょうね。何かがどう見えるのかを知りたいなら、一番簡単な方法は、スマホを取り出して部屋を確保し、セルフィー(自撮り写真)を撮ることです。

3rdColossus:この写真は1枚だけですが、多くの場合、少しだけポーズを変化させた写真を何十枚も撮って、どれが一番よく見えるかを決めてから絵を描き始めます。結局うまく絵をかくことができず、費やした時間が無駄になってしまうことを避けるため、先を見越してコンセプトを手早くチェックするのに写真は非常に役に立ちます。

HUGEnFAST:私のスマホには、多分、自分の手の写真が100枚くらい入っていると思いますよ。どれが一番使えるものなのかわかりませんからね。少しだけ角度とポーズを変えた写真を何枚も撮って、その中から一番ふさわしいものを選ぶんです。

タリック

3rdColossus:私たちの絵が際立っている大きな理由の一つは、現実世界での見え方を参考にしているからです。すべてを想像で作り上げるのは簡単なことですが、とんでもないキャラクターたちに現実味を持たせたいなら、彼らが現実に存在するかのように思える何かが必要なんです。

HUGEnFAST:そして現実味を持たせるためには、実際に現実の世界で何度も試してみる必要があります。「待てよ、手ってどうやって動くんだっけ?」ってね。



リファレンスフォトを利用するアイデアはどこから生まれたんですか?

HUGEnFAST:リファレンスフォトは画家にとって常に重要なものです…はるか昔から。

3rdColossus:実質的に、写真が発明されてからずっとですね。

HUGEnFAST:そうです、そしてその前は人間がやっていたんです。ルネサンス期の画家は複数のモデルを雇って、何時間も自分たちが望むとおりのポーズを取らせていました。そして、それを文字どおりキャンバス上に複製しました。私たちが何か新たな手法を生み出したわけではありません――むしろ、伝統的な絵画とクレイジーな現代のデジタルアートを繋ぐ架け橋みたいなものですね。

SKTヴェイン


リファレンスフォトを撮る時に、何か特に狙っていることはありますか?

HUGEnFAST:写真を撮ることの目的は、「理解すること」なんです。「プールパーティレオナ」では、私たちはオフィスを出てオレンジ色の傘を買いに行きました。そして戻ってきて写真を何枚か撮った時に、傘を透過した光によって、すべてが少しだけオレンジ色になることに気づいたんです。このちょっとした事実が、絵を描いたChengwei “IronStylus” Panにとっては重大な発見となりました。このスプラッシュアートがとてもユニークなものに仕上がった理由の一つがこれだと思っています。

プールパーティレオナ

3rdColossus:また、実際に演じてみることで、描いている絵に感情移入できる不思議な現象も起こるんです。ちょっと変に聞こえるかもしれませんが、これによって、その絵をもっと現実的に感じられるようにするための方針を決めることができ、体験してみなければわからなかったものを表現できるようになります。

HUGEnFAST:ガングプランクのポーズを取った時、私は自分の体のボディーランゲージや顔の表情について考えました。それはつまり、自分が海賊の世界を体験しているのと同じです。これによって海賊はどう感じているのかや、彼らの感情がどうポーズに現れているのかについて、新たな感覚が得られるようになります。

ガングプランク

3rdColossus:特定のキャラクターを演じてみると、体重のかかる位置や、力の入る場所、力が抜ける場所がわかります。ワーウィックのリファレンスフォトを撮った時、地面に自分の手を押し付けてみたことで、指の開き方によって、どのように体重がかかるのかがわかりました。この写真からは多くのことを学びました――まずこれは非常に居心地の悪いポーズであり、そもそも私は狼ではなく、私の首の骨はこのポーズを取れるようにはできていません。しかし、これによって足の角度はどれくらいが適切なのかがわかりました。何かを描いてると、自分では気付きもしないままに、間違ったものを描いてしまいがちなんです。しかし、自分で演じてみれば、「ああ、自分の手首はこんな風には曲がらないんだな」ということに気付きます。

ワーウィック



リファレンスフォトが重要な理由とは?

HUGEnFAST:あらゆるスプラッシュアートにおいて、私たちはまず最初に、そこで何が起こっているのかを理解することから始めます。この理解によって、そのキャラクターが現実のものであり、実際に感情を持っているのだと人々に感じてもらうことができますし、現実にはあり得ないポーズをしていることでバカバカしく見えてしまうこともなくなります。すべては現実世界に基づいているんです――想像力のみを使って描く必要はありません。

3rdColossus:時々、私たちがアートの魔法をあやつる特別な才能を持っているかのように誤解されることがありますが、実際にはひたむきな努力とリサーチ、研究、試行錯誤から生まれるものなんです。

HUGEnFAST:人体、光、色はとても複雑です。すべてを頭の中に把握しておくのはプロのイラストレーターであっても難しいので、現実に即した正確な絵を描くためにリファレンスフォトが役に立ちます。

伝統的な衣装トランドル



以下はライアットのスプラッシュアーティストたちが撮影したリファレンスフォトのコレクションです。

シェン


SKTリー・シン


ヨリック


龍殺しシン・ジャオ


Spirit Fire Brand


アーフ・ザ・ナミティ、バナナ団ソラカ、ナサス皇子、これじゃないウディア


ジェントルマンナー


無双ジャックス


9 months ago

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