チャンピオンロードマップ、2017年6月

Reav3による

たくさんの方から“チャンピオンのアップデートの現状”の次の投稿はまだかと聞かれたので、今後は投稿頻度を上げることにしました(さらに、新チャンピオンについても紹介していきます)。お伝えすべき内容は豊富にありますので、さっそく見ていきましょう。


振り子は揺れて

これまでに、私たちは数多くのチャンピオンをリリースしてきました――ザヤとラカンを含めると、総勢136体になります。これは素晴らしいことではあるものの、新たなチャンピオンが追加されるにつれて、古いチャンピオンはどんどん時代遅れになってきており、VGU(ビジュアル・ゲームプレイ・アップグレード)への需要も年々高まってきています。現在は、2つのVGUチームと3つの新チャンピオン開発チームに分かれていますが、将来的には両者の区別をなくして、5チームがその時々の需要に合わせて新チャンピオンかVGUのいずれかを担当するようにしていく予定です。

“クラス全体のアップデート”方式を採った結果、アジールのようなチャンピオンが取り残されてしまったため、アプローチの仕方を変えていきます。

今後はVGUの割合を少し増やすとともに、新チャンピオンをリリースする割合は少し下げることになるでしょう。この比率については、今後も状況を見て調整していくつもりです。では、ロースターチーム(クラスアップデートチーム)はどうなるのでしょうか?


クラスアップデートの未来

最近行われたタンクアップデートや、プレシーズンに行われたアサシンアップデートのようなクラスアップデートには、当初からメリットとデメリットの両方が存在していました。以下のような感じです。

メリット
  • そのクラスに明確な長所と短所を作り出せる
  • 一度にクラス全体に変更を行うことで、新アイテム導入も含めて、そのクラスを対象とした大規模なシステムやアイテムへの変更が可能になる
  • そのクラス内の各チャンピオンの戦略的特性がより明確になる
  • そのクラスを代表する完成度の高いチャンピオン像が明確になり、将来のチャンピオン開発に役立つ
  • シーズンごとに大きな変更があった方が、メタが一新されて好影響が生まれると考えるプレイヤーがいる
デメリット
  • 大量のアップデートを同時に行うので結果の予測が難しく、デザイン上の欠陥が生まれるリスクが高まる
  • シーズンごとの大規模なパッチでは変更点が多くなり、ゲームバランスが崩れた状況が長引きかねない
  • 1つのパッチに変更点が詰め込まれ過ぎていて、ついていけないプレイヤーがいる
  • その他のリワーク(規模の大小にかかわらず)と同様に、行われる変更が、そのチャンピオンをメインにしていたプレイヤーの一部に受け入れられない可能性がある

全体的に見て、私たちはメリットがデメリットを上回ってきたと考えています。特に、これまで明確に定義されていなかったクラスへの理解が深まり、そのクラスの特徴が明確になったのは大きなメリットでしょう(ジャガーノートなど)。先日リリースしたタンクアップデートのあと、私たちはダイバーや将来取り上げるクラスについて話し合いました。そして、アップデートが必要なチャンピオンがいるクラスは数多く存在するものの、ほとんどのクラスは定義が明確になったので、システム全体におよぶ大規模な変更や新たなアイテムを追加する必要はないという結論に至りました。

“…リワークは、それを最も必要としているチャンピオンたちから順に行われていくようになります”

さらに、クラスアップデートのやり方では、アジールのように、リワークが必要なのにどのクラスにも属していないために取り上げられなくなるチャンピオンが出てきます。これを考慮して、シーズンごとの大規模なクラスアップデートはやめて、リワークが必要なチャンピオンを個別に取り上げていくことにしました。今後はアップデートをひとまとめにするのではなく、個別にリリースすることになります。なぜなら、システム全体にわたる変更がなければ、複数のチャンピオンをまとめてアップデートすべき理由が特に見当たらないからです。

結果としてリワークは、それを最も必要としているチャンピオンたちから順に行われていくようになります。つまり、これからはレク=サイのリワークと同じような形のアップデートが増えていく、ということです。現在のロースターチームは今年の後半にはライブゲームプレイチームに合流し、以降はこのようなアップデートの作業に携わります。実際ロースターチームは、非常に要望の多かった、とあるチャンピオンの大規模なゲームプレイアップデートの作業をすでに進めていたりします。


殺戮の古代戦士、エイトロックスとの再会

エイトロックスがリリースされた時、数多くのプレイヤーが彼を購入し、楽しみにしながらサモナーズリフトへと入っていきました。しかし残念ながら、エイトロックスのゲームプレイは、彼のアートやテーマを実現するものではありませんでした。エイトロックスに対するゲームプレイアップデートの要望は、他のチャンピオンに対するそれを常に上回っており、この機会に“殺戮の古代戦士”を再訪して、血に飢えた悪魔の戦士という彼のアートやテーマにふさわしいゲームプレイの実現を試みます。

あらゆるスキルを再評価してアップデートすることになるので、ゲームプレイのみのアップデートとしては、おそらく過去最大の規模になるでしょう。開発作業は未だ初期段階ですが、すでにゲームデザインの方向性としてはかなりいい形になっています。リリースはまだまだ先になりますが、皆さんから要望が多く寄せられているチャンピオンなので、早めにお話ししておくことにしました。


アーゴット――怪物の再構築

アーゴットのリリースが近づき、ここ数ヶ月の間に確定した詳細について話せるようになりました。現在のバージョンのアーゴットは、マークスマンとタンクのハイブリッドという、非常にユニークなチャンピオンです。アーゴットの“ヘンテコリンさ”は私たちも残したいと思っていますが、彼のアイデンティティをより明確にしたいとも考えています。そしてアイデアを出し合う中で出てきたのが、“遠隔攻撃のジャガーノート"というコンセプトです。いくつかの初期バージョンを経たこのコンセプトには期待の持てる方向性が見えてきており、ジャガーノートクラスの中でもユニークな立ち位置を作り出すことにも成功しています。

ああ、それと…彼の“膝ショットガン”については事実です。


イブリン――苦悶を抱擁せよ

イブリンに関しては、前回のブログから特に新しい情報はありません。ワーウィックのVGUと同じように、完全なリニューアルというよりは、“現在の水準に引き上げるアップデート”になる予定です。皆さんが愛する、ステルスを得意とするセクシーな影のアサシンという点に変わりはありませんが、現在のLoLの環境でもアサシンとして活躍できるよう、新たな能力が追加されます。他のVGUと同様に、イブリンにも新たなゲームプレイツールに合わせて、素敵なビジュアルと物語が用意されます。リリースまでにはもう少し時間がかかりますので、時期が近づいた頃にさらに詳しい情報をお伝えします。


彼方に見える影

ライアットでは同時に複数の新チャンピオンの開発が進行しており、その進捗状況は様々です。開発中のすべてのチャンピオンについては触れませんが、最近、私の心に棲み付いて離れない、1体のチャンピオンについて触れておきましょう――それはジャングルで活躍するであろう、新たなキャリータイプのチャンピオンです。アイバーンのリリース後、私たちはもっと攻撃的で高火力なジャングル向きのチャンピオンを作りたいと考えました。さらに、これはナー以来となる変身するチャンピオンであり、過去のLoLにはなかったような変身が見られることになるでしょう。今はこれくらいにしておきますので、今後のさらなる情報に注目していてください。

今回は以上です。このようなブログをもっと頻繁に投稿していきたいと考えているので、次の投稿もあまり時間を空けずにできれば良いのですが…。イブリンの次に大規模なVGUを行うチャンピオンがもうすぐ決定するので、次回はそれについてお話しするとともに、さらにまた別の開発中の新チャンピオンについても触れようと思います。

コメント欄で感想をお聞かせください。ありがとうございました!

Reav3

チャンピオン・リードプロデューサー


5 months ago