ハッピー・スノーダウン!
“年末までにもう一度バランス調整を行う”とお伝えしていましたが、このパッチがそれにあたります――キャッチコピーは“『b』はバランスのb!!”といったところでしょうか。通常のパッチと違って大きなダウンロードがないので、パッチノートが公開されてからまだ6時間が経っていないなら、アップデートが入ったことをお知らせするクライアント内通知に目を光らせておいてくださいね。
それではパッチ内容に話を戻しましょう! 今回の主なテーマはトップレーンで、トップをホームグラウンドとしているファイターとアイテムに注目しました。彼らの多くは「戦いの律動」の喪失によって大きな痛手を受けており、7.24でも一部を強化しましたが、今パッチではさらに多くのファイターを強化しています。加えて、バロンピットより下側で活躍し過ぎているチャンピオンは弱体化し(お久しぶりですね、コーキさん)、魔道パスのパワーも調整しています。(注記: 今パッチでは通常時と同じくらい多くのバランス調整を行っていますが、ゾーイを除いて変更点はどれも数値のみとなっています――これは環境の安定性を第一に考えた結果です)
なお、今回はパッチノート自体も新形式となっています――変更点はコンテンツの種類ではなくテーマごとにまとめられており、いくつかの例外を除いて解説もそこに準じています。この新形式についてのご感想もお待ちしております!
最後になりますが、どうか皆さんが素敵な冬休みとティルト(合理的な判断ができなくなり、感情的な行動に走ってしまう状態のことです)知らずなプレシーズンを過ごされますように。今年一年ありがとうございました。また来年お会いしましょう!
「戦いの律動」の喪失に加え、「エアリー召喚」とポーク系トップレーナーの相性が極めて良いことから、ファイターにとってトップレーンの現環境がツラいものになっています。そこで“ファイターの中でもとくに大きな影響を受けている者”と“ティアマット系アイテム”を強化し、ファイターにとってツラい「ジャイアントスレイヤー」の効果を減少させました。それと同時に「秘儀の彗星」や「エアリー召喚」といったポーク系ルーンを乱用している遠隔攻撃チャンピオンを弱体化することにしました。
「ケイン?トップレーナーじゃなくない?」というツッコミはその通りなのですが、彼もリスト内のファイターと同様の問題を抱えているため、ここにまとめておきます。
プレシーズン開始時に「セレイテッドダーク系アイテム」の脅威を2増加しましたが、これは不要だったことが判明しました。それと“CTRL+F パンテオン”で検索してくれた方のために書いておきますが、これは彼にとって間接的な弱体化となるでしょう。
プレシーズンにおける「ルーンと基本魔法防御の変更」によってミッドレーンの情勢は不安定になり、チャンピオンの何人かは平均よりも大幅に強く(あるいは弱く)なってしまいました。今回はその中でもとくに目立っている“はみ出し者”に調整を加えました。
ボットレーンで叩き出されているダメージ量は少々高過ぎる傾向にあります。その大きな要因として魔道パスのポークと、脅威系アイテムを持つマークスマンによるオールインの2点が挙げられるでしょう。ポークについては、ミス・フォーチュンが「E - レイニングバレット」を「秘儀の彗星」と組み合わせて好き放題している現状をなんとかしなくてはいけません――スキル名の通り弾丸の“雨”を降らせる程度なら良いのですが、実際は“記録的豪雨、ときどき隕石”といった有様ですので。なおオールインに関しては、脅威系アイテム以外で問題となるのはレオナだけなので、マークスマン側の問題は脅威の変更によってカバーできると考えています。
上記の変更と同じ内容です。ただしここでは、CTRL+F勢のために「ジン」と書いておきます。
(ごめんなさいラムスさん……あなただけはどのレーンにも収まらないので別扱いです……でも、きっと“OK”って言ってくれますよね?)
プレシーズン開始時、チャンピオンの中でもとくにジャングラーに対する調整手段として「固有の増加攻撃速度」という新ステータスを導入しました――しかし、ラムスはギャンクが強力なため、序盤のクリア速度を上昇させる必要はないでしょう。
魔道パスのルーンは序盤の火力が高過ぎるため、ダメージ量を(「追火」ユーザーに対しては二重に)削り、マナ回復能力も低下させることにしました。
今パッチは通常のフルサイズのパッチとは異なるため、スキルやアイテムのツールチップが変更されません。しばらくご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。ごめんなさい。